★阿修羅♪ > ホリエモン・ライブドア事件とその裏1 > 197.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
TOP 【世に倦む日日】 http://critic2.exblog.jp/
http://critic2.exblog.jp/2770888#2770888_1
空港四人の合流情報について沖縄県警がどういう始末をするのか注目していたが、今回、途方もない方法で瞞着の一手を打ってきた。ブログ読者はすでに経緯をご承知のとおりだが、遺族一同を沖縄に呼び寄せて、県警本部の一室で何も映っていない監視カメラ映像を見せて、その「事実」を妻の口からテレビで証言させるという挙に出たのである。実に周到で狡知で、かつ大胆で図々しく驚愕絶句と言うほかない。この事件を何があっても「自殺」で固めて世論を捻じ伏せようとする警察のデモーニッシュな権力意志に、ただ呆然とさせられて身が竦む。しかもその報道をしているのが、二週間前に沖縄県警から「空港四人」のスクープ情報をもらって報道ステーションのトップニュースで流したテレビ朝日なのである。警察とテレビの国民を愚弄する欺瞞芝居も、ここまで来ると狂気と倒錯の極致だ。日本じゃない。フィリピンや中国以下だ。北朝鮮と同じである。この事件を追う気力が萎え、真剣に問題を考えるのが無意味に思えてくる。
と同時に、そうやって権力の不条理を徹底的に知らしめ、知的意欲を挫き、無気力にさせ、真相追及を断念へと追い込むのが警察の政治的意図だということもわかる。わかればやはり屈服はできず、気を取り直して抵抗のペンを握らざるを得ない。二週間前にテレビ朝日が放送した「空港関係者」の証言はどうなるのだ。監視カメラ映像の目撃証言は鮮明で、合流地点の場所の特定はもとより、四人の年齢や服装の特徴まで詳述していたではないか。同じ映像を妻が見て、なぜ「夫は映っていなかった」とか、「不鮮明で分からない」などという結果になるのだ。あり得ないだろう。テレビ朝日の報道番組の関係者は、なぜ自らが取材した報道内容を検証しようとしないのか。テレビ朝日の報道部長は誰なのだ。こんな欺瞞報道が許されると思っているのか。他局が報道した話ならまだわかる。この空港四人の件はテレビ朝日が他局を抜いたネタではないか。誰が誰からどうやって手に入れた情報なのだ。テレビ朝日は釈明する義務がある。
今回の遺族による沖縄訪問は、妻が県警に電話で要請して実現したものらしいが、あの実姉がきっこのブログの往復書簡で表明していた行政不服審査法の審査請求に基づいたものではない。弁護士も同伴していない。あの話は嘘だったのか。実姉は「必ず請求する」と言っていたが、今回の安直な沖縄県警再訪の行動によって、実際のところ、行政不服申立の制度活用はかなり困難な状況になった。さらに今後、何らか裁判に持ち込むとしても、妻がテレビカメラの前で語った「(監察医の説明で)夫が自殺したのかもしれないということは十分に納得できるようになった」という言葉の意味はかなり大きい。後で揉めた場合には、警察によって証拠提出される材料になるだろう。おまけに遺族は沖縄県警に(本物とはスリ替えた可能性のある)「サッカーシャツ」を見せられて、そのまま現物を引き取りもせずに帰ってきている。番組によれば、妻は「自分の勘違いだったかもしれない」などという言葉まで発している。これでは警察の思うツボではないか。
なぜ弁護士を同行させなかったのか。なぜ法的な措置を講じる前に、「自殺」の既成事実化に奔走する沖縄県警の言いなりになって、証拠捏造のサポート役を自ら演じたのか。そんなに簡単に県警や監察医を信じてよかったのか。警察の捜査に不信感を抱いていたから、正体不明のきっこにメールして相談したのではなかったのか。警察サイドの術策に嵌ったら、「自殺」が一方的に押し固められて、結果的に野口英明の名誉が損なわれると警戒することはなかったのか。今回の遺族の行動は私には理解できない。その前に、妻はテレビカメラの前に出るべきではないのだ。発言したいことがあればブログで情報発信すればいい。カメラの前で何か言えば、都合のいいところだけを切り取って編集され、警察とグルになって「自殺」固めに躍起になっているテレビ局に利用されるだけではないか。世論操作に利用されるだけだ。テレビに出るのはやめるべきだ。(遺族に同情している)世論の反発と誤解と不信を買うだけだ。警察を喜ばせるだけだ。
テレビ朝日が野口事件を放送するのは必ず木曜日で、私は前に、これは週刊文春の発売日にタイミングを合わせて、そのインパクトを弱めるためだと指摘した。だがスパモニが木曜日にこの企画をやる理由は、どうやらもう一つあって、それは木曜日が鳥越俊太郎が休みの日だからだ。鳥越俊太郎がスタジオにいれば、スパモニの野口事件報道は、絶対にあのような自殺説誘導一色に染まったものにはならないだろう。自殺説を塗り固めているのは朝日新聞の幹部で、スパモニに限って言えば、清水建宇が重要な役割を演じている。今朝の番組を見ても、「サッカーシャツの方はどうなりましたか?」と計画的に話を振って、沖縄県警の新しい(唖然とする)捏造証拠を引き出して、それを正当化する方向へ番組を誘導したのは清水健宇だった。テレビ朝日は木曜日に野口事件の捏造報道をする。月曜火曜と二日間、遺族を沖縄に呼んだのは、木曜日にテレ朝の番組で放送をするためだったのだ。スパモニの次の第四弾も、鳥越俊太郎のいない木曜日にやるだろう。
展望が見えない。われわれは警察とマスコミに敗北し、その権力犯罪を完全犯罪にしてしまうかも知れない。
----------------------------------------
これを見ると、次に彼らがやることがおおよそ予想できる。あと数日後には、謎のTシャツの販売元を発見の捏造報道をやるだろう。Tシャツの現物も那覇署にある。特徴は妻の口から開示されていて、このTシャツの存在が自殺説を固められない有力な根拠の一つなのだが、このTシャツを野口英昭に売ったという店が現れれば、またさらに自殺説が補強されることになる。今頃、沖縄県警とテレビ局のディレクターが、どこからか白地に黒と黄のストライプのTシャツを国際通りの衣料品店に運び込んで、撮影クリップ用のシナリオを鉛筆舐め舐めしているのではないか。野口英昭にTシャツを売ったと証言する店員は、きっとまた顔をスーパーで隠して怪しく出て来るだろう。全てヤラセだ。全て出鱈目だ。
---------------------------------------
こう書いたのは十日前の2/6だったが、まさか現実になるとは。まさに事実は小説よりも奇なり。白地に黒と黄は(那覇で売っている)白地に黒と青にスリ替えられたが。
http://critic2.exblog.jp/2770888#2770888_1
▲このページのTOPへ HOME > ホリエモン・ライブドア事件とその裏1掲示板