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□ライブドア数百人退職、女王乙部身売り先思案中！？ [ZAKZAK]
http://www.zakzak.co.jp/top/2006_02/t2006021520.html
ライブドア数百人退職、女王乙部身売り先思案中！？
平松新体制「安心感が堀江とは違う」
証券取引法違反事件で前社長の堀江貴文被告（３３）ら幹部４人が起訴されたライブドア。平松新体制で失地回復と思いきや、株価の暴落や関連子会社の離反で、会社の存続自体に赤信号がともっている。ホリエモン逮捕直後は、社員の中に倒産の危機感より楽勝ムードが漂っていた。だが、わずか３週間で環境は激変し、すでに数百人の退職者を出しているという。現役社員が語った、大混乱の社内事情とは。
「会社には現金が十分ある。何もしなくても、１０年はもつ。慌てて身の振り方を考える必要はない」
堀江被告らが逮捕された数日後、残ったライブドア幹部は、動揺する社員を前にこう説明して沈静化を図った。
新社長には執行役員上級副社長だった平松庚三（こうぞう）氏（６０）。仲人を務めた渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長（７９）もエールを送る“大人”だ。“堀江信者”の同社幹部らとは一線を画す。
「ようやく常識のある人が社長になったという印象だ。人を判断する根拠は結局は見た目。経歴的にも、社外に与える安心感が堀江とは違う」
３０代の現役社員は、新社長を好意的に迎え、「取引先も『様子を見させてくれ』と慎重になっているが、平松さんなら回復も早いのでは」と期待を寄せた。
６１８億円の潤沢なキャッシュとホリエモンの放逐、新社長の就任…。ライブドアは生まれ変わると誰もが信じていた。
実際、一部の社員は、強制捜査を“大事件”とはとらえていなかった。東京地検特捜部の家宅捜査でパソコンに手を触れないように指示されても、「仕事もできないし、早く返してほしかった」（現役社員）という程度。お家の一大事という意識は希薄だった。
特捜部の手荷物検査にショックで泣き出す女性社員がいたとされたが、「泣くようなタマはいない。みんなようやく帰れるという安堵感でいっぱいだった」と、この社員は首をかしげる。退職者も当初の見込みでは、年末に退職を決めていた数人の社員だけだった。
だが、ふたを開けてみると、事件後に退職した社員は数百人にも上った。ライブドアは昨年９月現在、単体で６９９人、連結で２４５６人が在籍。これまでも平均在籍１年以下と言われたが、退職の雪崩現象は止まらない。
株価の暴落も、社員にもボディーブローのように効いた。
「社員の大部分がストックオプションで自社株を持っている。１株５０円で買った株が、昨年末には８５０円まで跳ね上がった。忘年会でも『売る』『売らない』で盛り上がっていたのに…」
ある現役女性社員は肩を落とす。悲惨なことに、株価は７０円（１４日現在）と額面割れ寸前まで落ち込んだ。
別の意味で激しく落ち込んでいる社員もいるようだ。
「女王様の乙部（綾子＝２９）。入社当時から態度のでかさは変わらない。徹底した成果主義の社内で唯一の治外法権で、彼女には査定がない。堀江被告と一緒でパフォーマンスが好きだし、今の状況には我慢ならないだろう。自分の身売りを考えているのではないか」（現役社員）
ただ、アイドルとしてもてはやされた乙部氏も、すっかり「過去の人」になりつつある。
ホリエモンが絶頂にいるとき、「衆院に当選したら、インサイダー情報でもうけられる」と軽口をたたく社員もいたライブドア。「平松丸」から、一気にネズミも逃げ出している。
ZAKZAK 2006/02/15
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