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http://www.yukan-fuji.com/archives/2006/12/post_8017.html
阪神・淡路大震災の犠牲者の90%が建物倒壊による圧死だった。一方で、地震発生から、2―3日後に瓦礫の下敷きから救出された例もある。
生き埋めになった場合、自分の生存を伝えるかが生死を分ける。だが、震災直後は、混乱による騒音や救助ヘリの爆音などで、救助を求める声がかき消されてしまう。そんなときは、ホイッスルが重宝するが、もしなかったら――。
「むやみに声を出しても体力を消耗するだけ。人の気配を感じたら、声をあげる。声が出なければ、付近の物を叩くなり、何でもいいから音を出すこと」(地震ジャーナリストの深澤廣和氏)
神戸では携帯電話をかけて、生き埋めになった人を探しあてたケースもあった。やはり携帯は肌身離さず、寝るときは枕元と心得たい。
生存者の気配を感じたら、周囲の人間やレスキュー隊に連絡する。間に合いそうになければ、自力で救出することになるが、ここで役立つのが自動車用のジャッキ。
「乗用車のジャッキは荷重が750キロ。これを使えば相当のものでも持ち上げられます」
こうした作業は危険を伴うため、救出には大人3人以上であたるようにしたい。
(2006.12.11紙面掲載)