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フィリピン・インサイド・ニュース【今日のニュース】
http://www.t-macs.com/news/index.htm
(当日のみ)
12月4日(月)のニュース
台風の死者、700人を超える可能性も
大型台風「レミン」(台風21号)の被災地を訪れたフィリピン赤十字社の代表を務めるゴードン上院議員は2日、マニラに戻る機内で、マヨン火山の土石流に飲み込まれた人数は予想できないとしたうえで、死者が600人から700人に達する可能性もあるとの見方を示した。
アルバイ州にある人口1,400人の村では、付近一帯を飲み込んだ土石流の下に多くの住民が埋まっていると生存者が話している。
5時間に渡り猛威を振るったレミンは、各地で洪水や停電を引き起こし、通信塔の倒壊で各地で通信不能が続き、12州でおよそ80万人が影響を受けている。
国家災害調整センターによると、2日午後7時現在の死者はアルバイ州の285人を含め303人に達し、行方不明者は295人、500人以上が負傷したという。アルバイ州の災害対策本部では、行方不明者が769人に達するとの見通しを示している。アルバイ州以外では南カマリネス州、カタンドゥアネス州、東ミンドロ州、ケソン州などで死者が出ている。
今回の台風では住宅およそ12万棟が倒壊などの被害を受け、約4万5,000人が避難所に避難した。アルバイ州では、ピオドゥラン町、ギノバタン町、カマリグ町、ダラガ町、レガスピ市、ラプラプ町の17バランガイが泥に埋まったという。
レガスピ市のロサル市長は、洪水やマヨン火山からの泥流は河川を流れると予想していたが直接村を襲ったと述べ、困惑している。(Inquirer)
■大統領、国家災害事態を宣言
アロヨ大統領は3日、台風「レミン」(台風21号)による犠牲者が1,000人を超える可能性もあるとの懸念が広まり、アルバイ州の土石流での生存者発見の望みが断たれたことから国家災害事態を宣言した。
国家災害調整評議会(NDCC)は、アルバイ州のマヨン火山で発生した土石流でこれまでに309人の遺体を回収、298人が行方不明、負傷者は414人に達したと報告した。ビコール地方以外のマリンドゥケ州やミンドロ地方でも被害が出ている。
フィリピン赤十字社(PNRC)代表のゴードン上院議員は、赤十字の職員が地元で入手した数字では死者が700人を超す見通しだとしている。土石流に埋まった遺体の回収作業を続けている救助隊や住民の報告では406人の死亡を確認、398人が行方不明だという。
国防省の災害対策本部(OCD)は、ビコール地方、マリンドゥケ州、ミンドロ島の一部で83万2,000人以上が被災、このうち1万7,000人余りが避難所にいるという。住宅への被害は、2万8,000棟以上が全壊、およそ9万1,000棟が一部損壊となっている。インフラへの被害額は2,320万ペソ、農産物への被害額は1,100万ペソと推定している。送電線への被害でケソン州ボンドク半島とビコール地方は停電が続いており、マリンドゥケ州、東ミンドロ州、西ミンドロ州でも停電が続いているという。マニラ−レガスピ−ソルソゴンのマハリカ国道は全線通行可能になった。(Star)