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梅雨まだ明けない
偏西風蛇行し前線停滞
大雨の影響で大きく陥没した道路=24日午前、福岡県大牟田市で
今年は各地の梅雨明けが遅れ気味だ。沖縄と奄美は六月二十日に平年より早く明けたものの、先週末に豪雨となった九州南部は平年の七月十三日から十日以上経過。関東も平年の二十日を過ぎている。気象庁によると、今週末には梅雨前線の活動が弱まりそうだが、今月中に関東が梅雨明けできるかどうかは「微妙なところ」だという。
同庁の一九五一年以降の統計では、関東甲信地方の梅雨明けが最も早かったのは二〇〇一年の七月一日で、最も遅かったのは一九八二年の八月四日。九八年と〇三年は八月二日にずれ込んでいるほか、記録的冷夏だった九三年は梅雨明けの時期を特定できなかった。
平年(一九七一−二〇〇〇年の平均)は七月二十日だが、年によってばらつきが大きく統計的には二十三日までが「平年並み」。二十四−三十日が「遅い」で、三十一日以降だと「かなり遅い」とされる。九州南部は十八日までが「平年並み」で、二十四日までが「遅い」。二十五日以降だと「かなり遅い」となる。
梅雨明けが遅れているのは、上空の偏西風が日本付近で南に蛇行して、北から寒気が入りやすくなっているため。前線は寒気と暖気の境界で、南の太平洋高気圧からの暖気と北の寒気とのせめぎ合いによって、南北に動いたり停滞したりする。
同庁の最新の予測によると、今週末から来週にかけて太平洋高気圧が強まる見込み。「いつ梅雨明けとははっきり言えないが、今までとは場(気圧配置などの状況)が変わりそうだ」(天気相談所)としている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060724/eve_____sya_____004.shtml