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九州豪雨 宮崎1000ミリ超 南部3県、10万人避難
活発な梅雨前線の影響で、22日も九州南部を中心に大雨となり、河川の氾濫(はんらん)や土砂崩れによる被害が相次いだ。鹿児島県で4人が死亡し1人が不明、同県と熊本、宮崎県の3県で計10人が骨折などのけが。大雨による被害が出始めた17日以降、死者は9府県で計24人、行方不明者は長野、島根、鹿児島の計4人となっている。鹿児島、宮崎両県の災害派遣要請を受け陸上自衛隊が出動、住民の救助活動を行った。
気象庁によると、九州南部3県は、24時間雨量が400ミリを超す豪雨になった地域もあり、宮崎県えびの市では、18日の降り始めからの総雨量が1000ミリを超えた。
鹿児島県の阿久根では22日夕までの24時間雨量が540ミリを超えるなど、鹿児島県の5地点、熊本県の3地点、宮崎県の1地点でそれぞれ24時間雨量としては観測史上最多を記録した。
熊本県によると、住宅被害は全壊3棟、床上浸水8棟、床下浸水34棟。19カ所で土砂崩れが発生した。
気象庁は「熊本、宮崎、鹿児島各県では重大な災害が発生する危険性が高まっている」として、土砂災害や河川の増水などに厳重な警戒を呼び掛けた。3県では避難指示・勧告が出され、住民らは近くの学校や公民館に避難した。避難対象は各地で計10万人以上になるとみられる。
停滞する梅雨前線は23日にはやや北上するが、九州では23日にかけて1時間に40〜60ミリの非常に激しい雨が続く見込み。九州北部や四国、近畿南部でも雨が強まるとみられ、厳重な警戒が必要。
23日夕までの予想雨量は、いずれも多い所で、九州北部300ミリ、九州南部250ミリ、四国太平洋側180ミリ、四国瀬戸内側150ミリ、近畿南部100ミリの見込み。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/23iti001.htm