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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060619-00000023-kyodo-soci
四国沖を震源にした南海地震は3回に1回、大きな津波を伴う巨大型が起きているとの研究結果を岡村真(おかむら・まこと)高知大教授らがまとめた。巨大型の周期は約500年という。20日に東京大地震研究所で開かれるシンポジウムで発表する。
南海地震の周期は100―150年とされ、政府の地震調査委員会は今後30年以内に発生する確率を50%としている。岡村教授は「直近の2回は比較的小規模だったので、次は巨大型の可能性が高い」としている。
岡村教授らは、2004年秋から大分県佐伯市にある龍神池でボーリングし、約3500年にわたって堆積(たいせき)した地層に、津波でできた7つの砂層があるのを確認した。
年代測定の結果、うち3つは、1707年に東海、東南海と同時に起き2万人以上が死亡したとされる宝永地震と、1361年、684年の地震と時期が一致した。残る4つはそれよりも古く、文献に記されていない地震とみられる。
(共同通信) - 6月19日7時8分更新