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Googleは、2007年3月から米国内のみで提供していた「Pay-Per-Action広告」の世界展開を開始する。ユーザーのアクションが完了した場合に初めて広告料金が発生するサービスで、一部Google AdWordsの広告主から順次利用できるようになる。
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0706/22/news096.html
Googleは6月22日、2007年3月から米国内のみで提供していた「Pay-Per-Action広告(β版)」(以下、PPA広告)を世界展開する。
PPA広告は、広告主サイト上におけるユーザーのアクションが完了したときに初めて広告料金が発生するGoogle AdWordsの新サービス。ただし、現時点ではAdWords広告主全員が利用できるわけではない。(1)AdWordsのコンバージョントラッキングを設定し、(2)過去30日以内にCPC(クリック単価)とCPM(インプレッション単価)ベースの広告出稿で、500件以上のコンバージョンを獲得している――という2つの条件を満たす広告主から順次利用できるようになる。
利用できる広告主は、ユーザーが商品を購入した場合、メールマガジンを申し込んだ場合など、料金を発生させるアクションをあらかじめ指定する。そのアクションに応じて料金が発生する仕組みだ。従来は、広告が表示されるか、クリックされるごとに料金が発生していた。なお、広告フォーマットはテキスト広告・テキストリンク・イメージ広告の3つ。はてなやTBS、ITmediaなどGoogleコンテンツネットワークのパートナーサイトなどに表示される。
Googleのパートナーサイトは、自分のコンテンツ上に表示するPPA広告をコントロールできるようになっており、広告主側が準備した広告をリストから選択するか、サイトの内容と関連性のあるキーワードから選択できるようになっている。また、PPA広告はCPCやCPMの広告枠とは別の広告枠で表示するので、入札で競合することはないという。
Googleによれば、「PPA広告は、ユーザーが興味を持って訪れたサイトで、新たなブランドや商品と出会う機会を提供する。また、広告主にとっては、広告費を有効に使って的確なサイトに広告を掲載することを可能にした。サイト運営者にとっては、Webサイトの内容と関連性のある広告を掲載できるようになる」という。