★阿修羅♪ > IT9 > 672.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://it.nikkei.co.jp/business/special/sonycorp.aspx?n=MMITea001016052007
ソニーは16日、2007年3月期の決算発表会見を行い、売上高が前の期比11%増の8兆2956億円、営業利益は同68%減の717億円だったと発表した。06年11月に発売したゲーム機「プレイステーション3(PS3)」の逆ザヤによる営業損失が響いた。会見した大根田伸行CFOはゲーム事業が07年度も赤字となる見通しを明らかにした。
ゲーム事業の売上高は前の期比6%増の1兆168億円、営業損失は2323億円だった。発売から7年目を迎える「プレイステーション2(PS2)」は底堅い需要で期初の見込みを上回る1420万台を生産出荷したが、PS3の出荷は目標の600万台を達成できず、550万台にとどまった。今期は1100万台の出荷を目指す。
ゲーム事業に関する大根田CFOの主な一問一答は以下の通り。
――PS3の販売台数は?
「セルスルー(販売台数)は把握していないが、セルイン(店頭出荷)だと360万台くらい。(生産出荷550万台との)差がインベントリ(中間在庫)となる」
――ゲーム事業の赤字は今年度も残るのか?
「残る。幅については具体的にはいえないが、残念ながら赤字が残る」
――ゲーム事業の黒字化はいつごろになるか。PS3の逆ザヤはいつごろ解消するか?
「08年には黒字化する見通しだ。逆ザヤの解消も07年度は難しいが、できるだけ早いときに」
――どうしてまだ今期も赤字が残るのか。値下げするのか?
「在庫の逆ザヤ部分の評価減をしており、かなりの戻し益が入るとは思うが、まだ赤字が残る。評価減はその時期の生産コストとの差になる。
今期も完全に逆ザヤが解消するわけではなく、全体的にはPS3のハードウェアは赤字になる。価格をどうするかはビジネス戦略上大事なことで、コメントを差し控えたい」