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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070407i414.htm
ソニーが、東芝、NECエレクトロニクスと3社提携で進めていた次世代半導体の共同開発から離脱したことが7日、明らかになった。ソニーは3月末で期限切れだった2社との提携契約を更新しなかった。
実用化が2010年ごろとされている回路の線幅が45ナノ・メートル(ナノは10億分の1)以下の次世代半導体の開発には多額の投資が必要なうえ、半導体市況の先行きが不透明なため、ソニーは開発体制を抜本的に見直して、負担の軽減を図る。
ソニーの離脱で、東芝など2社は投資負担が重くなるため、新たな提携先を模索する可能性もある。次世代半導体の開発は、東芝などの陣営のほか、松下電器産業とルネサステクノロジも提携している。
ソニーが提携からの離脱を決めた背景には、不振が続くゲーム機「プレイステーション(PS)3」などに使われている高性能半導体「セル」への巨額投資が、半導体事業の収益を悪化させている事情もある。ソニーは2004〜06年度の3年間で半導体部門に計4600億円を投じたが、今後は、他社と競合する大規模集積回路(LSI)事業を縮小するなどして、07〜09年度は3割以上減額する見通し。