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2010年国勢調査用のワイヤレスPDA、実験に成功
1月9日8時56分配信 ITmediaニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070109-00000003-zdn_n-sci
米Harrisは1月3日、2010年国勢調査で調査員50万人が使用する、ワイヤレスPDAのデモに成功したと発表した。国勢調査局は国勢調査データ収集の効率化を目標とした、システム完全自動化を目指す「Field Data Collection Automation」(FDCA)プログラムを推進しており、PDA導入はその中心的な役割を担う。5年で6億ドルを掛けたプログラム導入により、最終的には約10億ドルのコスト削減を見込むという。
国勢調査局は2006年にPDA発注先としてHarrisを選択。同社は国勢調査局の局員50人に対し、Sprintのネットワークを使ったPDAデモを実施した。SprintもFDCAプログラムに参加している。またFDCAチームはまずPDAを1400台配布、これらPDAは2007年春の住所更新作業に使用される見通し。2010年国勢調査用50万台の製造準備も完了したという。
従来の国勢調査では、印刷された地図や質問事項を持った担当員が各世帯を回り、アンケートを回収するため、膨大な人件費と手間が掛かっていた。しかし2010年の国勢調査では、調査員が質問をしながら回答をPDAに入力、データ回収が可能なため、効率と精度が上がり、コスト削減が見込める。
http://www.itmedia.co.jp/news/
最終更新:1月9日8時56分