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http://www.yukan-fuji.com/archives/2006/10/post_7194.html
最近の携帯電話は電子マネー搭載でサイフ代わりにできたり、写真やメールなどの個人データが満載で、紛失・盗難時の被害は以前とは比べものにならない。ネットを介して個人情報が流出した例もある。「もしも」のときのセキュリティー対策は、すべての携帯ユーザーに課せられている。その対策方法を整理してみた。
携帯がなくなった場合、まず思い付くのが電話会社への連絡。これで、とりあえず「通話」はストップできる。しかし、電話連絡で本体の機能まで止められるのは、ドコモ(FOMA)の「おまかせロック」だけ(2007年2月まで無料。以降1回525円)。ドコモのmova、auとボーダフォンには同様のサービスはない。そのままだと、電話帳は見られるし、チャージしてある分の電子マネーは誰でも使えてしまう。
携帯には本体にロック機能があるので、常時ロックをかけておき、使用時に暗証番号を入力して解除するという方法もある。この機能の名称は「ダイヤルロック」(ドコモ)、「オートロック」(au)など各社異なるが、暗証番号を入力するのは面倒。この機能を使う人は少数派だろう。
そこで最近の機種では、「遠隔操作」でロックできる機能を搭載したものが出てきている。ドコモの「遠隔オールロック」、auの「遠隔オートロック」、ボーダフォンの「リモートロック」などだ。
名前こそ違うが内容は同じで、あらかじめ指定しておいた電話番号から「○分間に×回続けて紛失した携帯あてに発信」すれば、本体にロックがかかる方式だ(各社機種は下記参照)。
指定番号は、自分や家族がすぐにかけられる電話を登録する。3― 5件登録できるので、自宅やオフィスの電話、家族の携帯番号などを指定しておくといいだろう。かける時間と回数は任意に設定できる。
ここで注意したいのは、「かける電話番号を事前に指定しておく必要がある」ということ。つまり、設定しないで紛失した場合はこの機能は使えない。
「紛失したら電話会社に連絡すればいい」と漠然と考えていると、取り返しがつかないことにもなりかねない。とくに「遠隔ロック」の指定番号登録は、買って最初に行うべきだと思う。実は筆者も最近、短時間ながら携帯を紛失したことで、改めて「遠隔ロック」の機能を見直し、見つかったその場でさっそく登録をしたのだった…。
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■おもな「遠隔ロック」機能対応機種
ドコモ(FOMA)/902i、901iS、901iC、900iC
ドコモ(mova)/506iCU
au(WIN)/W31以降(EZFelica搭載機種)
au(CDMA 1X)/A5512以降(EZFelica搭載機種)
ボーダフォン/904SH、905SH
(※いずれも電源オフ、電波が入らない状況では機能しない)(2006.09.26紙面掲載)