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http://ohnishi.livedoor.biz/archives/50249647.html
無防備な人が多いには驚きます。Googleカレンダーで、まるでソーシャルブックマークみたいに公開設定をしている人が何人もいます。実に詳細な仕事のスケジュールが公の場にさらされており、このことを私どもの会社のスタッフが気づき、ぜひこのブログで警告してあげて欲しいというリクエストがありました。
見てみると、その人の所属する会社、どのような仕事をしている人かだけでなく、取引先の会社や仕事内容までわかってしまうものがありました。このことが取引先に知れたら信用問題になるでしょうし、関係者が見れば大変な情報でしょう。わかる人が見れば進行しているプロジェクト内容も推測できます。人がどのように動いているのかはトップシークレットのひとつであるはずですが。
その怖さを実感したい人は、Googleカレンダーの左にある他のカレンダーのところの+マークをクリックし、検索ページを呼び出してキーワードを入れてみてください。たとえば某有名広告代理店とかの企業名ですね。あるいは「商談」とか、「プロジェクト」とか、いろいろ入れて検索していくと、いくつものスケジュールのリストがでてきます。さらにリストにある「プレビュー」をクリックすれば、スケジュールを書き込んだ人のカレンダー全体が確認できます。几帳面にびっしりと埋めている人もいます。
ガードの甘さもそこまでいけばおめでたすぎるというか、ほんとうに笑い事では済みません。さすがにご本人に迷惑がかかるといけないので、特定できるものを掲載することはやめておきます。それほどいくらなんでもこれはヤバイよというスケジュールが書き込まれ、すべての人に公開されているのです。
幾度か書いていますが、情報が流出するのは、ウィルスやウィルスに感染したウィニーからだけではありません。どちらかというと人の不注意はそれに匹敵するか、それ以上に危険です。
こういったフリーのWebサイトでは、よほどの理由がない限り公開設定をしないほうがいいし、仕事のスケジュールを書き込むというのは考え物です。しかも、なぜそれだけ立派な会社が、閲覧権限のコントロールやセキュリティ対策を行っているSFAとか、グループウェアを使っていないのか不思議でならないですね。きっとグループウェアぐらいは導入しているのでしょうが、外部の人と共有できないなど使い勝手が悪いのでGoogleカレンダーを使っているということでしょうか。それならASPサービスで手軽に利用できるものもあります。
>>ASP実力診断ガイド
http://solution.itagent.ne.jp/category/category3.php
もしGoogleカレンダーを仕事で使っていらっしゃる人がいたら、まず「設定」をクリック→「カレンダー」→「このカレンダーを共有」→「すべてのユーザーとは共有しません」に設定し、共有する方の設定をきちんと行うことを強くオススメします。
もし、お知り合いの人でGoogleカレンダーを使っている人がいらっしゃったら注意してあげてください。また社内でも点検をされることをオススメします。この記事でどれだけ早く対処されるかをいくつかのカレンダーでチェックするつもりです。それでも公開し続けているとしたら、そんな人も会社も問題ありですね。