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デジタルラジオ出力3倍に…来春から「本格放送」予定
東京圏と大阪圏でデジタルラジオの実用化試験放送を行っているデジタルラジオ推進協会(東京)は20日、東京圏の電波出力を年内までに現在の800ワットから3倍の2・4キロワットに引き上げる方針を明らかにした。
総務省の方針で本放送の免許取得が遅れることから現在の試験放送を拡充して本放送とほぼ同じ内容の「本格放送」を来年春に予定。出力を拡大するのは東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の現在の視聴可能世帯である約490万世帯の数をさらに増やすのが狙い。
同推進協会は、NHKや民間ラジオ放送局などで組織。東京圏の現在の実用化試験放送は六チャンネルで、同協会参加企業が時間を区分して放送している。
来年3月ごろをめどにNHKとTBSラジオ&コミュニケーションズ、エフエム東京、ニッポン放送などがそれぞれ独自チャンネルで本格放送を行う予定。音声放送だけでなく「着うた」や動画などを送信できるデータ放送も手掛け、民放ではCMも入れた商業放送となる。
実用化試験放送は2003年から開始。東京の民放ラジオ5社は、総務省から免許を取得して共同で設立する事業会社を通じて今年中に本放送に移行する計画だった。しかし同省が周波数の割り当て問題などから本放送を当面見送ることにしたため、各社はそれぞれ試験放送を活用することにした。
(2006年9月20日17時26分 スポーツ報知)