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記憶媒体、進む小型化 ケータイ、デジカメ 東芝製、体積4分の1
携帯電話やデジタルカメラに使われる記憶媒体の小型化が進んでいる。東芝は今秋から世界最小の「マイクロSDメモリカード」を初めて量産する。月に300万〜400万枚生産し、高機能化とともに音楽や動画像を多用するようになっている携帯電話の大容量化ニーズにも応える。ソニーも欧州などでマイクロSDとほぼ同じ大きさの「メモリースティックマイクロ」を出荷するなど、大容量記憶媒体はますます小さくなっている。
携帯電話は性能を上げるほど大型化する傾向があるが、記憶媒体を小型化することで空いたスペースに他の部品を搭載してさらなる高機能化が図れる。また、「着うたフル」のような大容量コンテンツの普及から「ミニSD」を搭載する携帯電話が増えており、今年度中に、携帯電話の記憶媒体の主流であるミニSDが、SD規格のカード全体の4割弱を占めるという予測もある。
東芝が量産に乗り出すマイクロSDは、長さ15ミリメートル、幅11ミリメートル、厚さ1ミリメートルで、体積にするとミニSDの約4分の1という小ささだ。携帯電話などへの採用も進み始めており、専用アダプターを使えば、携帯で記録した画像や楽曲をパソコンやテレビなどで楽しむこともできる。
価格は記憶容量が最も大きい1ギガ(ギガは10億)バイトで1万円程度を見込む。携帯電話が大容量コンテンツを多様化し始めていることから、来年中には2ギガバイトの製品を投入する予定だ。
東芝は昨秋からマイクロSDの生産を始め、7月から国内外に本格販売を始めたが、生産量は月に数万枚程度にとどまっていた。
一方、同じSDメモリカード陣営の松下電器産業は「まだ搭載機器が少ない。今後、携帯電話事業者が搭載を求めてくれば量産も検討したい」と話している。
これに対して、メモリースティック陣営のソニーも「メモリースティックマイクロ」を発売している。こちらは厚さが1・2ミリメートル、長さ15ミリメートル、幅12・5ミリメートルで記憶容量は最大1ギガバイト。
メモリースティックは日本国内ではSDカードに押され気味だが、欧州では小型で薄い携帯電話が人気となっており、超小型記憶媒体の市場は国内外で拡大の兆しをみせている。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/24kei002.htm