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http://www.asahi-net.or.jp/~FV6N-TNSK/gates/column264.html
前回、テレビのデジタル放送化の件にちょっと触れさせて頂いたのですが、現実的には２０１１年のアナログ全廃というのはもう無理だろうとも言われているようですね。
私は普段ほとんどテレビも見ないので当然デジタル対応のチューナなど持っていませんが、確かにデジタルテレビへの買い換えなんてのもそれなりに金がかかるわりに一般視聴者に格別なメリットも見えませんし、国や放送局の都合で一気にデジタル化しますんでよろしくと言われても喜ぶのは電器屋さんだけでしょう。例えば年金で生活されている方などにとっては死活問題でしょうし、しかも今まで使えていた受像器がある日突然使えなくなるなんてことは今までありませんでしたから、実際の切替時には大変な混乱が起きるだろうことは素人目にもわかります。
しかし、考えてみればテレビ放送のデジタル化なんてネット配信にして必要な人が繋いで使うという風にできないのは何でなんでしょうね(^^;。まぁ買い換え特需を期待した電機メーカーなどの思惑で政治家が操られているのかもしれませんが、皆様もデジタル化を見越すなんて思ってテレパソなんてゲテモノをつかませられないように十分注意して頂きますと幸いです。（ちなみに、テレパソについては、販売店の方もかなり売り方に苦労をしているようです。なお、今だとパソコン製品だと圧倒的にソニーが評判が悪いみたいですね(:-P。）
あと、元ＭＳの古川さんが、ブログでテレビ業界のヤクザ体質について言及されておりますね(^^;。まぁどこの世界にヤクザはおりますが、まぁこんな輩どもが日本の放送業界を牛耳っているわけだから、あんな政権が絶対多数を取るなんてデタラメな事が起きるわけですね(:-P。あと、どうでも良いですがＭＳＮブログってかなり見にくいんですがなんとかならないんですかねこれ(^^;。
さて、二週間の御無沙汰でしたが皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。本来は来週更新の予定だったのですが、ちょっと事情がありまして(^^;、前倒しで更新させて頂きます。
それにしても先週のコラムをアップした直後に、日銀の総裁のトンデモぶりが明らかになったり（しかし凄い人が総裁なんてやっているものです）、ゲイツ君が引退宣言をしたりとかまたいろんな話題が出てきましたね。
ちなみに例のゲイツ君の引退宣言ですが、話半分に聞いておいた方が良いと思いますよ(^^;。確かに非常勤になるとは言っていますけれど、そもそもこの人の場合ＭＳ社内での影響力が凄すぎますし、他の役員も彼の意に反することなんて出来るわけがありませんから、今までと大して変わらないでしょう。
これが、ゲイツ君がＭＳを完全に辞めてGoogleのCEOに就任したとかその手の話だと私もかなり驚きますけれどね(^^;、あとは例えばＭＳオフィスのオープンソース化、とか。いや、やれと言っているわけじゃないですよ。あんなのオープンソース化なんてしたらコミュニティがかなり迷惑でしょうし(:- P
というわけで、今日はちょっとそのＭＳ社の何も変わらないオフィスの話を久々にしようかと思います。
最近、Excelの脆弱性が立て続けに三件も出たとことはご存じの方も多いかと思います。実際攻撃用のコードも出回っているものもありますから、被害も出ているかもしれませんが、まぁそもそもソフト的に高機能に成りすぎて脆弱性が出やすい構造になっている、とも言えるかもしれません。
先日もワードの脆弱性などの問題もありましたし、なかなか世の中に心配の種は無くなりそうにありませんが、最も対策として確実かつ効果的な「オフィス製品のアンインストール (^^;」が出来ない方には、とりあえずOpenOfficeをインストールして、.docとか.xlsなどの拡張子をOpenOfficeに関連付けていただくのが最も良いかと思います。これだとついうっかりダブルクリックなんてしてもExcelは立ち上がりませんし、それでいて内容が確認できますから大変便利で、実は私自身もそうしております(^^;。
先週ご紹介したGoogleSphreadSheetは確かに機能的にはまだまだではありますが、こうした脆弱性の無間地獄から開放されるという意味では、今後注目してくる企業もあるかもしれませんしね。
ただ、エクセルもワードもそうなのですが、こういった脆弱性より、実はもっと身近で危険なものが、これらのオフィスのデータの中に含まれているのをご存じでしょうか。
多くの方は認識されているとは思うのですが、どうも私が見る限りではそれほど徹底した対策を取られているようにもあまり思えないので、今日ちょっとお話をさせていただこうと思った次第です。
例えば、ワードやエクセルなどのデータには、オリジナルの作成者の情報が含まれていることはお使いの方ならよくご存じだと思うのですが、ここにオリジナルを作った会社名が書かれているのを知らずに他の会社当てに添付メールで送信なんてすると、会社間の情報が他の会社に漏れてしまいますよね。
そんなことをする人がいるのかと思うかもしれませんが、実際私も何度か経験がありまして、全くこちらが意図しない会社名の情報が書かれているファイルが他社から送られてきたりすると、ちょっとこの会社大丈夫かと思ってしまいます(^^;。おお、こんな会社とつきあいがあったのか、とか。いや、別にのぞき見しているわけじゃないのですが、目に入ってしまうものはちょっとどうしようもありません。
また、ワードの更新履歴保持機能なんてのもかなり危ないですね。修正前の情報を残したままそのデータを他社に送信なんてすると、例えば他社に出した見積もりのデータなどを流用していたりすると大変な目に遭います。
あと、エクセルのデータなどをワードやパワーポイントに貼り付ける、なんてこともよくやる人も多いでしょうか、これもかなり危ないんですよね。
例えば、エクセルの表から貼り付けたいセルだけをコピーペーストして、それをワードやパワーポイントに貼り付けるという作業をした経験のある方も多いと思いますが、確かに見かけ上はその対象のセルだけ貼り付けられたように見えても、実際はエクセルデータが丸ごとコピーされているんですね。で、そのエクセルデータをダブルクリックすると、ワードの中でエクセルが立ち上がって、スクロールすると他の隠されたセルの中のデータが読めてしまう、というわけで。
コピーした所だけコピーすれば良いのに、よけいなものまで貼り付けてしまうなんて一体なんでこんな安易な仕様になっているのかさっぱり解りませんが、これって多分今でも見えない所で絶対被害が起きていますよね。私も、同じ会社の違う部からパワーポイントの見積を貰ったときエクセルが貼り付けられていて、ダブルクリックするとその裏に隠されていた原価やら何やらが全部出てきて腰を抜かしたことがありますし(^^;。
ま、実際に見積もりなどを外部に出すときはＰＤＦ化する場合がほとんどとだとは思いますけれど、皆様も過去外部からエクセルが貼り付けられた文書などを貰ったことがありましたら、ダブルクリックするととんでも無い情報が書かれていることがありますから、今度気を付けて頂ければ幸いです(^^;。
ちなみに、オフィス文書の個人情報保護については、ＭＳも問題は有る程度認識しているようで、このような対策ページを公開しているようです。
でも、私に言わせるとこういうのはデフォルトで外しておくべきだものだと思うのですよねぇ。OpenOfficeはデフォルトでは個人情報は入らないようになっていますし、なんでＭＳがこの機能を相変わらず生かして置いているのがさっぱり理解できないのですが、まぁ口だけはセキュリティ保護なんて言っても実際には頭が回っていないという典型的な例なのかも知れません(:-P。
オフィスの場合はそれ自身の脆弱性というのももちろん危ないのですが、こうした日常でつい見逃しがちなセキュリティホールの方がよっぽど身近な問題なはずですが、どうもこうした問題の啓蒙活動も修正もゲイツ君はほとんど興味がないようです。まぁこれはバグではなくて仕様だから、と真面目な顔をして言われそうではありますが、その代わり会社の情報システム責任者などにこうした啓蒙活動をやらせるなら、テレパソなどで苦しんでいる販売店のサポートの方を含めてちょっとはその活動の給料を払ってやっても良いのではと思う今日この頃ではあります(^^;。
さて、そんな所で今日の所は少し短めですが終わりです。次回の更新は７／１７あたりを予定しておりますので宜しくお願いします。
ところで、引退宣言のゲイツ君ですが、前回ちょっと触れたYouTubeでも結構いろんな画像が出回っていますね。ジョブスの方は以前ちょっとご紹介させていただいた初代Macのプレゼンのデモなどの貴重な映像も見ることが出来ますが、ゲイツ君はこちらのエントリが面白いかもしれません。以前私も何度かご紹介した映像などもありますが、なかなかの力作かと思います。続編もあるようですけれどね。
ただ、会社でこれをご覧になるのは控えてくださった方が宜しいかと思います。開始５分後くらいに上司がちょうど後ろを通りかかって誤解されてクビなんてことになってもちょっと私は責任を持ちかねますので(^^;。いや、実は不勉強で私こんなＣＭがあったとは知らなかったのですが、。。まぁＳＭショーを主催するくらいの会社ですから何でも有りだというのはわかりますが、一体どういう人たちをターゲットにしてこんなＣＭを作ったんでしょうかね。いやはや、やっぱり世の中は解らないことだらけです(^^;。
それでは、また次回まで。さようなら。
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