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青森市役所 傍受容易な子機で督促 情報盗聴、悪用の恐れ [河北新報]
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投稿者 white 日時 2007 年 6 月 26 日 08:51:44: QYBiAyr6jr5Ac
 

□青森市役所 傍受容易な子機で督促 情報盗聴、悪用の恐れ [河北新報]

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070626-00000011-khk-l02

青森市役所 傍受容易な子機で督促 情報盗聴、悪用の恐れ
6月26日6時12分配信 河北新報

 青森市役所が会話内容を簡単に傍受できるアナログ信号方式のコードレス電話(子機)を、市税の督促などに使っていたことが25日、分かった。「無線の広帯域受信機で、税の滞納者との会話内容が聞けた」との証言があり、個人情報が盗聴された可能性もある。全国的にはこうした情報が詐欺などに悪用された事例もあるとされ、専門家は公共機関の無防備な実態に警鐘を鳴らしている。

 市税の徴収を担当する収納課は、17回線で子機を使用する。「電話中に歩いて台帳を調べられるなど、敏速に対応できる」との理由で数年前に導入した。業者から盗聴などの問題について説明されたが、盗聴されにくいデジタル方式は価格が高く、アナログ方式を選んだという。

 アマチュア無線を聞くために広帯域受信機を車に常備しているという男性は「青森市役所近辺で、市政への苦情や、滞納した市税の督促などの電話でのやりとりがはっきり聞こえた。無神経さに驚いた」と証言する。

 内閣府認定NPO法人「盗聴盗撮防止調査業協会」(東京)によると、盗聴した情報を振り込め詐欺や債権者リストの作成、脅迫などに悪用するケースも少なくないという。伏見正浩専務理事は「子機を使う官公庁や地方自治体は多く、個人情報漏えいへの危機感が薄い。青森市だけの問題ではない」と指摘する。

 青森市管財課によると、子機導入は各課の判断に任せられている。庁内でどれだけの子機が使われているかは不明で、同課は「今後はデジタル方式の使用を呼び掛けるなど、危機管理に配慮したい」と話している。

最終更新:6月26日6時12分

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