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(回答先: 中部国際空港の国際貨物撤退へ 全日空、今秋にも【東京新聞】 投稿者 そのまんま西 日時 2007 年 6 月 16 日 22:50:18)
全日空が「中部」の国際貨物撤退へ 関空に事業集中【東京新聞】
2007年6月15日 朝刊
全日本空輸が、中部国際空港での専用機による国際貨物事業から今秋にも撤退する方針を、地元関係者に伝えたことが十四日、分かった。関西空港で八月に二本目の滑走路の運用が始まり完全な二十四時間空港として利用できるようになることを踏まえ、中部空港の貨物を関空に振り向け、事業集中によって効率性を高める狙いがある。
中部空港は周辺にトヨタ自動車などの生産拠点があるが、競争が激しく、全日空は国際貨物で十分な採算が取れない状態。燃料高など航空業界の経営環境が厳しさを増す中で、収益改善のため撤退を決断した。
貨物需要の拡大を見込んで滑走路増設を求めている地元にとっては、大手航空会社の撤退は打撃となり、空港整備の議論にも影響を与えそうだ。
全日空は六月初旬に中部国際空港会社に撤退を申し入れた。今週に入って中部空港会社の平野幸久社長が、全日空の山元峯生社長を訪ね存続を要請、最終調整が行われている。貨物専用便の運航をやめても、旅客便の胴体部分を使った国際貨物は続ける方針だ。
全日空は、国際貨物分野で二〇〇六年に日本郵政公社などと貨物専用会社を設立するなど拡大戦略を描いている。ただ保有する貨物専用機は現在四機で、日本航空の十四機と比べ規模が小さい。
航空機の数に限りがある中では、拠点を分散せず、使い勝手の良い空港に荷物を集めて特定路線の運航頻度を高める方が、素早く荷物を運びたい利用者のニーズに合致すると判断している。
全日空は国際貨物事業を、国内と国際の旅客事業と並ぶ「三本柱の一つ」と位置付け、〇九年度には〇五年度比十倍の二千億円の収入目標を掲げている。トヨタのおひざ元の空港と距離を置くことになっても「選択と集中」を早期に進めることが、事業拡大への近道と考えているようだ。
http://www.chunichi.co.jp/article/economics/news/CK2007061502024198.html