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□植物園ポンと寄付 総額20億近く松戸市に [読売新聞]
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news001.htm
植物園ポンと寄付
総額20億近く松戸市に
松戸市紙敷に整備された私設植物園(敷地面積約1ヘクタール)が、所有者の男性から土地ごと市に寄付され、19日に市営の「東松戸ゆいの花公園」として開園することになった。松戸市が8日、発表したもので、関係者によると園の資産価値は土地だけで約15億円、建物や造成費は数億円と見られるという。異例の高額な寄付に市側は「市内では初めての植物公園にもなり、緑の街づくりを進める上でも素晴らしい話」と歓迎している。
公園は、市内在住の男性が6年ほど前に購入した区画整理保留地。当初から、一部用地を公園化して市へ寄贈する話が持ち上がっており、2005年10月からは市も加わって具体的な整備計画について検討を重ねてきた。造成やクラブハウス建設などの費用はすべて男性側が負担し、今年2月22日に正式に寄付された。名称の「ゆいの花」は、多くの人が花を通じて結ばれてほしいという男性の意向で決められた。
地元関係者によると、男性は外国の貧しい子供を援助するなど積極的に慈善活動を行っているが、公的表彰などはすべて断っているという。また、男性は匿名を強く希望しており、開園式典にも出席しない予定。現地の土地区画整理事業は長く停滞していたが、市側は公園建設が、事業進展の好機にもなると期待を寄せている。
同公園では、桜やツバキなど124種約4600本の樹木をはじめ、草花も含め計205種の植物が楽しめる。約3000平方メートルの芝生や、花壇、岩が並ぶロックガーデンなどもあり、すでにキンギョソウやマーガレットなどの花が園内を彩っている。クラブハウス「マグノリアハウス」の屋根は、モクレンの花をイメージしたデザインで、カルチャー教室や花の講習会の開催が可能。
入園無料で、約40台収容の無料駐車場も近くに設置される。市は、年間約2000万円の維持費を負担する。管理の都合で午前9時〜午後5時(11〜2月は午後4時半)のみ入園可能で、年末年始と月曜(休日の場合は翌日)休園。開園式典は19日午前11時から行われる。問い合わせは同市公園緑地課(047・366・7380)へ。
(2007年5月9日 読売新聞)