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宮崎県議選 自民県連会長を逮捕 公選法違反容疑 息子応援で買収工作
4月13日10時7分配信 西日本新聞
宮崎県警捜査2課と宮崎南署などは12日、8日投開票の宮崎県議選に絡み、公選法違反(買収・供応)の疑いで、自民党宮崎県連会長の川添睦身容疑者(73)=宮崎市学園木花台南3丁目=を逮捕した。川添容疑者は、同県議選宮崎市選挙区から自民党公認で立候補、初当選した川添博氏(45)の父親で、3月末まで同県議を務めていた。
調べでは、川添容疑者は、県議選告示前の昨年12月下旬、宮崎市内のホテルで博氏後援会など主催の会合を開催。この席で、後援会メンバーや支援者ら数十人に博氏への投票や票の取りまとめを依頼し、報酬として1人当たり現金数千円を支払ったほか、千数百円相当の弁当を昼食として提供した疑い。現金や食事代は計二十数万円に上り、川添容疑者は「息子を当選させたかった。その通り間違いない」と容疑を認めているという。
同選挙区は、定数12に20人が立候補する激戦。博氏は6888票で、次点と131票差の最下位で当選した。公選法は、当選者の父母など一定の親族が選挙に関する罪を犯したときには連座制適用を定めており、親族の禁固刑以上が確定し裁判所が連座制適用を認定した場合、当選者は失職する。
川添容疑者は元衆院議員秘書を務めた後、1975年に宮崎県議に初当選。連続8期務め、長男の博氏に地盤を譲る形で3月30日付で辞職した。95年から2年間、同県議会議長を務め、2005年5月に自民党同県連会長に就任した。
=2007/04/13付 西日本新聞朝刊=
最終更新:4月13日10時7分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070413-00000009-nnp-l45