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http://www.asahi.com/politics/update/0319/014.html
朝日新聞社は17、18の両日、東京都内の有権者を対象に都知事選に関する第2回情勢調査を行い、取材で得た情報をあわせて告示前の情勢を探った。現職の石原慎太郎氏(74)の支持が前回調査(10、11日)から拡大し、前宮城県知事の浅野史郎氏(59)にやや差をつけている。石原氏は幅広い層に浸透し、特に女性の支持が伸びた。ただ、3割以上の人が誰に投票したいか答えておらず、選挙戦によって大きく様相が変わる可能性もある。
22日告示の都知事選には、両氏に加え元足立区長で共産推薦の吉田万三氏(59)、建築家の黒川紀章氏(72)ら10人前後が立候補する見通しだ。
投票先を明らかにした人は65%で、前回の61%からやや増えた。その回答をもとに分析すると、石原氏は無党派層で浅野氏をリードし、民主支持層の一部からも支持を得ている。前回、浅野氏支持が多かった「都政が大きく変わってほしい」と答えた層でも浅野氏と拮抗(きっこう)する。
浅野氏は無党派層での支持が伸びておらず、選挙に「大いに関心がある」層の支持が低下。2016年の東京五輪招致を「再検討すべきだ」と答えた層でも石原氏への支持に及ばない。
吉田氏は共産支持層以外には浸透しておらず、黒川氏は支持に広がりが見られない。
石原氏の都知事としての支持率は48%、不支持は32%で、前回調査(支持42%、不支持37%)から支持が回復した。
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〈調査方法〉 東京都内の有権者を対象に「朝日RDD」で1000人目標の電話調査をした。対象者の選び方は無作為3段抽出法。有効回答は887人で、回答率は59%。