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□[大阪府]刊行物の3割廃棄処分|毎日新聞
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2802687/detail?rd
[大阪府]刊行物の3割廃棄処分
大阪府が一般に販売する予算書や統計書などの刊行物が、05年度までの4年間で計約897万円分が売れ残り、廃棄処分などになったことが分かった。この間の販売実績は計約2012万円で、廃棄率は約3割に上る。府は今後、過去の売れ行きを踏まえ、印刷部数を厳密に計算して抑制する方針だが、「まとまった部数を印刷せざるを得ない事情もある」と頭を痛めている。
府によると、刊行物は閲覧やコピーを認め、公開してきたが、府民から「コピーに手間がかかる」などの声を受けて、99年度から販売を始めた。印刷部数は、担当課が内部の使用や関係先への配布などを考慮して必要分を発注。そのうち一部を販売用として府民情報課に回している。
同課では3年間は在庫として保管するが、売れ残った分は、発注した各担当課に返却。廃棄処分されたり、そのまま保存されるという。
販売実績は、▽02年度=9690部(約605万円)▽03年度=1万1746部(約596万円)▽04年度=1万3899部(約523万円)▽05年度=7506部(約287万円)。
このうち、05年度に販売した「調理師試験問題」は約1200部が売れ、04年度販売の「中小企業者の手引き」は2610部の販売を記録する売れ筋刊行物となった。
一方、売れ残って廃棄処分などになったのは、▽02年度=3522部(約301万円分)▽=03年度=2346部(約233万円分)▽04年度=3925部(約176万円分)▽05年度=2986部(約184万円分)。
「18年度一般会計予算」(9000円)や、「地域防災計画」(200円)などは一部も売れなかったという。完売していれば計約897万円の収入増になった計算で、見通しの甘さが無駄につながった格好だ。
中央省庁などでも刊行物を発行しているが、内閣府は「どれだけ廃棄しているのかデータはない」としている。
【堀川剛護】
2006年12月03日03時31分