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(回答先: 最近の自治体名は、何故ひらがな表記が多いのか 投稿者 ウソ捏造工場 日時 2006 年 11 月 14 日 20:22:10)
まず、緊急声明(日本地名研究所HP)http://www8.ocn.ne.jp/~timeiken/kadai.html を以下に転載します。
緊 急 声 明
地名は日本の伝統文化の根幹をなすものであり、日本の歴史・地理・民俗・考古などすべては地名を由縁としている。それゆえに、私ども日本地名研究所は発足以来、地名の研究と保存に全力を傾けて今日にいたっている。 1999年12月、政府は新しい「行政改革大綱」を決め、全国の市町村を2005年まで現在の3分の1である1000以下にしようと、合併を強引に進める方針を定めた。これは、明治21〜22年の町村大合併、また昭和37年の住居表示に匹敵する大改革である。 この大改革によって、合併市町村の新しい名がぞくぞくと誕生することになったが、その中には、私どもが年来主張している由緒ある地名とはまったくかけ離れた、新市・新町の名がしばしば見られる。その安易な命名は、あるいはいたずらにひらがな書きにし、または安易に方位方向を冠し、あるいは合併市町村の頭文字をとって合成し、あるいは根拠のない瑞祥地名をとるなど、あまりにもほしいままな命名が横行している。 これらは、その土地の実情を的確に反映しているものとは言えず、日本の地名の新しい受難時代の到来と言っても過言ではない。それは、地名の危機であるばかりでなく、日本人の風土感覚を狂わせる重大な問題を孕んでいる。 この現状を座視するにしのびず、私ども日本地名研究所はここに警告し声明を発表するものである。 2002年3月 日本地名研究所所長 谷 川 健 一 |
追 記
新市町村の命名にあたっては、安易な方法にたよらず慎重な配慮をお願いしたい。そのためには、選考委員に歴史・地理・民俗・国文学など地名に造詣の深い学識経験者の参加を、是非要望する。 以下にこれまでの好ましくない命名を数例列挙する。 カタカナ・ひらがな書きの市町村名 さいたま市(埼玉県浦和・大宮・与野の3市) ・あきるの市(東京都秋川・五日市の1市1町) ・マキノ町(滋賀県高島郡海津・百瀬・西庄・剣熊の4村) 恣意的な方位の濫用 西東京市・東村山市・東大和市・群馬県内の東村(吾妻郡東村・佐波郡東村・勢多郡東村) 合成地名 更埴市(長野県更級郡と埴科郡の頭文字) ・生見尾村(生麦・鶴見・東寺尾の3村 現在の横浜市鶴見区) ・七会村(茨城県西茨城郡の7村) ・七郷村(福島県にあった明治期の村) ・六会村(群馬県内の入山・小雨・日陰・生須・赤岩・太子の6村) ・大田区(大森・蒲田の2区) 借用地名(国名・県名など大地名) 沖縄市(旧コザ市)東香川市・南国市・上越市 瑞祥地名 瑞穂町(栃木・東京・石川・長野・京都・兵庫など多数) ・豊栄町(新潟・長野・愛知・岡山・広島など多数) ・福富町(北海道・青森・島根・岐阜など多数) その他 昭島市(郷地・福島など8村の合併で昭和町となり、これが更に拝島村と合併) |
『週間朝日』(2002年4月12日号)よりの抜粋
「 いたずらに仮名書きにすることが第一の問題です。名前を決めるにあたって、まず住民から案を公募するケースが多いのですが、そうすると、分かりやすくて口に甘いものが多く出て、難読、難解な漢字を避ける傾向がある。読みやすく、分かりやすい地名こそ現代にマッチするという軽薄な風潮です。 平仮名は音を表す表音文字ですが、重要なのは「表意」なんです。例えば、「さいたま」は、本来「さきたま」で、「き」が音便化して「い」になった。私の考えでは「埼」は海に突き出した岬、「玉」は岬にまつる精霊とい推測が成り立ちます。 漢字の「埼玉」からは実際にそうした地理性、歴史性が見出せるが、「さいたま」という表記からは「さきたま」は連想できない。つまり、仮名書きにすることは過去と現在を断絶させる、いわば歴史への冒涜なのです。「さいたま」ならキャベツ、「さぬき」ならウドンをまず思い浮かべてしまうでしょう。それじゃあ、スーパーやスナックの名前をつけるのと同じ感覚です。口当たりのいい清涼飲料水みたいな名前をつけようとしている。」 (中略) 「 もう一つ、方位の乱用は今に始まったことではないが、これも非常に問題です。方位というのは、どこに基点を置くかによって見方が変わる、非常に恣意的で不安定な命名です。西東京市の隣に新たな市ができたら、今度は「西西東京市」になるんですか。「東かがわ」は仮名書き、方位の乱用という両方の点でだめです。合併するのは東端の3町ですが、これでは香川県の東半分の、かなり広範囲な市町村が一緒になると混同されかねず、一種の誇大広告です。西東京市の広報広聴課や、東かがわ市の合併協議会事務局に問い合わせてみたが、いずれも「特にコメントすることはない」という返事だった。ささいなことに思われるかもしれないが、地名はものすごく大事な問題です。千年も二千年もの長きにわたって、ゴボウのように地下に根が入り込んでいる。万葉集や風土記の時代から使われている地名はざらにある。 ヨーロッパなどでは、古い地名をできるだけ残し、過去を大事にします。日本にはそうした配慮がまったく足りない。骨董屋に売り払ったり、あるいは粗大ゴミに出したりする感覚で、地名を気軽に新しいものに乗り換えようとしている。非常に危険な兆候で、日本人のチャランポランさがここに象徴されている。亡国的な現象ですよ。」 |
このように、安易に地名をいじると、日本人の魂が日本の歴史から遊離していく恐れがあります。そうなれば、特定ユダヤ―イルミナティ勢力が国連あたりを使って世界単一独裁政府を樹立するのに都合がいい、ということです。
「世界人間牧場計画」などを説明する能力は僕にはないので、自分でお調べいただくか、阿修羅の先輩方にお任せします(^^;