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旧石器時代にヒトが黒曜石と呼ばれる石を採って石器を作っていたとみられる栃木県矢板市の遺跡で、13日から学術調査が始まりました。
学術調査が始まったのは、去年7月に矢板市の高原山で見つかった遺跡です。
この遺跡は、およそ2万5000年前から1万7000年前の旧石器時代後半に、ヒトが黒曜石を採って石器を作っていたと見られています。
調査は矢板市の教育委員会などが行い、初日の13日は考古学の専門家などおよそ20人が遺跡に入り、くいやポールを立てて調査する範囲を設定した後、石器の数や分布状況を調べました。
調査は今月23日まで行われ、今後、遺跡を掘って地層などから遺跡の年代を正確に推定することにしています。
調査にあたっている矢板市教育委員会の石川均さんは、「調査は5年にわたって行う計画なので、一連の調査を通して遺跡の年代や性格を明らかにして、国の史跡への指定を目指したい」と話しています。
http://www.nhk.or.jp/shutoken/lnews/06.html