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http://www.asahi.com/national/update/1004/OSK200610040075.html
鳥取県でも裏金270万円 知事「責任追及しない」
2006年10月04日22時38分
鳥取県は4日、知事部局や県教委など全部署で不適正な経理による裏金などが残っていないかどうか調べた結果、農政課と林政課でこれまでに出所不明の計275万円が処理され、約67万円の残金がある、と発表した。片山善博知事は「裏金はあったが、(99年4月の)私の知事就任以降の裏金づくりはなかった」との認識を示している。就任以前のことについては「責任を追及しない」としており、批判の声も上がっている。
調査は、「各課の課長補佐の裏金の通帳に裏金がたくさん残っていて、その処理に困っている」という匿名の「元県職員」の投書が県に届いたことがきっかけ。各部で課長補佐らに聞き取りをする形で実施した。
この結果、農政課では99年8月に開設された課長補佐名義の口座に出所不明の約265万円が入金され、林政課でも10年以上前から引き継がれてきた出所不明の現金約10万円があることが判明。農政課では「ロッカーなど課の備品を買う費用に充てた」と説明しているという。これらを含め22部署で、80年代以降の不適正な経理処理による通帳の残金や現金が計703万円あることを確認したが、2課分以外は金の出所は明らかで管理がずさんな程度だった。
片山知事は調査結果を受けて「私の就任後は裏金づくりはなかったが、不明朗な支出があったことは非常に残念」と話し、農政、林政2課の支出内容を調査し、職員の処分も検討するとした。一方で「過去の県幹部が説明責任を果たすべき問題だ」とも述べた。
「市民オンブズ鳥取」の高橋敬幸代表は「いつどこで誰がどういうことを組織的に行ったのかを調べないと、裏金づくりは根絶されない」と徹底調査を求めている。