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(回答先: 先住民と海】将来に向けての捕鯨 野本 正博(アイヌ民族博物館学芸員) 投稿者 Kotetu 日時 2006 年 9 月 22 日 16:22:04)
Kotetuさん、興味深い情報ですね。知りませんでした。
(それから、政治板での、コモンズに関する本についての質問に答えていただき、ありがとうございました。)
捕鯨禁止は、日本人叩きのために出てきたアイデアと聞いたことがありますが、(鯨が重要な食料である先住民叩きではないでしょう。)偶然であれ、文明の衝突の大きな象徴でもあるのですね。
日本は、お金儲けのため(つまり、必要以上に乱獲する、あまれば捨てる、伝統的に食べてきた人々の足元を見て、高値で売ってお金を儲けるなど)の商業捕鯨に決して走らず、先住民の人々とともに、伝統の食、必要な食 ということで、協調(共闘?)していって欲しいと思います。
豪州では、捕鯨国日本人の立場は弱いのですが、結構マオリが住んでいて、日本人には、捕鯨の点で同情的です。この間もマオリの人と話していて、「いいじゃないか、日本人が獲ったって。伝統食なんだろう。西洋人は絶対おかしい、矛盾だらけだ、」と怒っていました。
それにしても、どうしてアングロサクソン人(という色分けは間違っているかな)には、わかってもらえないのだろう。ものわかりのいい、身近な人にさえ、分かってもらえないのですよ。
絶滅しそうな鯨は獲らない、数がたくさんいる鯨の話、絶滅しないように計画的に獲る。という前提で、それを分かってくれた上で話しても、反対します。
鯨は人間と同じ哺乳類だから、人間の次くらいに賢いから。というよりも、(それもあるのでしょうが) 自然の中に生きているから、They are wild だから だめだといいます。
だから、養殖すればいいのだそうです。この理屈から、同じ哺乳類の 牛、羊、豚は人間が食べても 家畜だからOKだ、ということになるのですね。
家畜だろうが、野生だろうが、まったく同じ生き物でしょう。家畜だって人間が作ったわけじゃあるまいし といっても、
う〜ん、分かるけど、やっぱり違う。と言って、絶対引きません。
こういうイギリス系の人て少なからずいますよ。彼らの頭の中の構造はどうなっているのだろう。
これも、一神教と関係あるのかな。
こういう発想は、食べ物は自然から得ている という事を忘れさせるのでしょうね。
食べ物は、人間が作っているんだ。と。
自然に感謝 という気持ちが弱いのも ここからきているのかな。