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闘鶏山古墳石室内の頭骨周辺=高槻市教委提供
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060831-00000007-maip-soci
国内最古の未盗掘・未破壊古墳とされる大阪府高槻市氷室町の前方後円墳「闘鶏山(つげやま)古墳」(3世紀末〜4世紀初め、国史跡)を調査していた市教委は30日、竪穴式石室の構造や副葬品の詳細な種類などが写真調査で判明したと発表した。石室内の湿度は高く、遺物表面の結露も確認。遺物の劣化問題が新たに浮上し、市教委は本格調査の検討を始める。
今年3月、デジタルカメラを2基の石室に入れて調査。年代の古い石室(長さ約7メートル、高さ、幅各約1メートル)の床には、当時、神聖な色とされ、貴重だった水銀朱が広がっていた。また徳島県吉野川流域産とみられる結晶片岩(幅20〜30センチ、長さ40〜70センチ、厚さ4〜6センチ)を合掌形に積み上げていた。追葬墓とされる石室(長さ約6メートル、高さ、幅各約1.3メートル)は、結晶片岩を垂直に積み、天井石を乗せる工法で造られていた。
市教委は、四国と深いつながりを持つ有力首長の墓とみている。【山成孝治、川上克己】
(毎日新聞) - 8月31日10時8分更新