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□神戸空港、開港半年で「失速」 3空港で奪い合う構図も [朝日新聞]
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200608160061.html
神戸空港、開港半年で「失速」 3空港で奪い合う構図も
2006年08月16日
神戸市沖に浮かぶ神戸空港が16日、開港から半年を迎えた。2月の搭乗率は国内平均を大きく上回る76.7%と好調の滑り出しだったが、7月は55.4%にまで「失速」。同13日に就航した神戸空港と関西空港を結ぶ高速船「ベイ・シャトル」の乗船率も低迷している。半径25キロ以内に位置する関空と大阪(伊丹)空港は神戸開港後の乗客数が数%落ち込み、航空需要を奪い合う構図も見られる。3空港時代は依然、視界不良だ。
神戸空港では国内7路線、1日27往復便が運航している。乗客の半数を占める羽田線の7月の搭乗率は、5月末までの平均と比べ約15ポイント減。那覇線は約24ポイントも急降下した。空港を管理・運営する神戸市は、開港当時の「特需」が一段落したことに加え、観光需要が夏休み前に一時的に冷え込んだためとみる。
北側国土交通相が「両空港の連携の象徴」と持ち上げた高速船「ベイ・シャトル」は、開業1カ月の乗船率が12.6%で、予測の半分以下にとどまる。「PR不足」「乗り換えが面倒」などの指摘が利用者らから聞かれるが、有効な対策を打ち出せていない。神戸市は、運航会社の第三セクター「海上アクセス」に128億円を融資しており、8月11日の市議会では、「空気を運んでも意味がない」と厳しい声が飛んだ。
神戸市は、開港当初の年間利用者数を319万人と想定している。達成するには、残る半年間で8割を超える搭乗率を維持する必要があるが、矢田立郎市長は「知名度が上がれば航空機も大型化し、乗客も増える」と強気の姿勢を崩さない。