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わじまみき活動日記
"為政者の良識 2006,7,4
本日の予算特別委員会、自民党の平弘造委員の質問に斎藤知事は突然声を荒げました。平委員は自民党山形県連の幹事長であり他党ではありますが、きっての政策通でありわたしも尊敬する先輩議員のおひとりです。本日も、総合支庁のあり方や分庁舎の見直しに関する議論の進め方、今年の冬に発生した凍上災害の採択基準の緩和に奔走されたお話など、ご自身の体験を交えながらの地域に根ざした鋭いご質問が続き、わたしもなるほどと頷きながら興味深く聞いていました。そのなかの地方財政と「やまがた改革」に関する質問のなかで、斎藤知事が突然大きな声を出したのでちょっと驚きました。それは決して皮肉や悪意を込めた質問ではなく、改革に伴う痛みを県民にどのように理解してもらうかという当然問われるべき至極まっとうな質問でした。何も突然キレたかのように声を荒げるような質問ではありません。そしてまた、これに対する斎藤知事の答弁が為政者としての良識を疑うようなものでした。「これまで何ら抜本的施策も講ぜず、したがって直面している危機的財政状況」と大声を張り上げて前県政を否定するような物言いで答弁されたのです。これは自分が就任するまで前任者も職員もそして議会も何もやってこなかったと言っているのと同様です。そんなはずはない、わたしも少し勉強しましたが、県では全国に先駆けて平成9年度から財政の中期展望を作成し、厳しい財政状況を踏まえた県政運営を続けてきました。その結果として予算規模も東北ではいちばん小さく、斎藤知事が選挙の批判材料とした県債残高も東北ではいちばん少なく抑えながら、知恵を出し合い力を合わせて何とか県政運営を続けてきたはずなのです。平委員も「知事は言いすぎだ。前の人もそれなりの努力をしてきた」とたしなめられましたが、同様の発言はこれで二度目であり、以前のときも今回と同じように声を荒げられたのを覚えています。斎藤知事のなかでは、前任者も職員も議会も先達も頑張ってきた。その継続の上に現在があるということが理解できないのではないでしょうか。以前に自身に反対する議員を「抵抗勢力」と呼んだことも同様で、自分ばかりが正しいと言わんばかりの発言とあからさまな態度は、為政者としての良識を疑います。"
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