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しばらくぶりで阿修羅を覗いた者として、すでに誰かが書いているかとは思いますが最近の日本も核武装するべきだという論。
昨日たまたま新宿に行きましたところ、東口で右翼団体の街宣車が日本も核武装をすべきだと盛んに檄を飛ばしていました。現在の日本の政治からこの論議が始まったものです。
日本の政治家が他の国に比べて二世議員(世襲議員)が多くなったこと、国内ではいいかもしれませんが外交面では押されてしまうきらいがあります。つまり後先を考えない発言だと感じました。
なぜなら日本は唯一の被爆国です、そこから世界に向けて核廃絶を叫ばなくてはならない立場です。その立場を意識しない発言、現在の議員さんの底の浅さを感じます。
日本が核を持つということ、核が抑止力になるからだということからの発言だといえます。
唯一被爆国である日本が抑止力という立場で核を持つということは、抑止力ということであれば世界中の国が核を持っても良いということになります。それはイランであり、イスラエルとの関係からパレスチナも持って良いということになります。
多分日本も核武装をするべきだという論はそのことも承知で話しているのでしょう。世界中の国が抑止力として核武装をする、私は個人的にはそのことによって世界が武力的に平等になるのでしたら非常に良いと思っています。ただそこには国を超えてテロ集団が核を持つということの恐れがありますが。そしてアメリカが世界の警察官という役割もなくなります。そのことを一番恐れているのはアメリカではないでしょうか。
日本で抑止力としての核を持つということを推し進めた時、日本が現在の北朝鮮と同じようにアメリカとの戦いになります、そして結果として核を持っている大国から経済制裁を受けるでしょう、そのとき日本の政治家が北朝鮮と同じように国民を引っ張っていけるのでしょうか。むしろ私は、日本は北朝鮮よりもぶざまな姿になると考えています。