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“K”って野郎にゃウンザリするぜ。
“Kは必ずしも、これから書く考え方を正しいとは主張する気はないが、一つの考え方として提示する事にしたい。”
持って回った言い方しやがって、あらかじめ批判への予防線をはってやがらあ。ホントに必ずしも正しいと主張する気がないんなら、何故必ずしも正しいと主張しないのか、その考え方に対する疑念も同時に提示して比較検討してみせちゃどうなんだい。
ご丁寧に文末にもう一度“まあ、Kの主張も正しいとは限らない”とあるが、“限らない”ってこたあ正しい“かも知れない”ってことでもあるんだろうぜ。少なくとも“Kの主張”ではあるわけだから、ご本人としちゃナカナカのおつもりなんだろうさ。
但し、“「憎しみの連鎖」を煽るかのような「自己主張の対立構造」では駄目だろう。譲れるところは譲り、互いに認め合い、妥協点を模索する”というのが基本的なお考えのようだから、あえて、“正しいとは限らない”と謙遜なさってるってこったろうな。しかし、この手の態度が実は何を意味しているのか教えてくれるのが次の部分よ。
“日本に生活する人を全体的に生活向上させようとの方向性で考えたなら、生産性は向上させる方向で考えるべきだろう。
正しいか正しくないかは兎も角として、比較対照などを設定し、競争心を高めるという手法は「少なくとも、反対運動と云う逆方向の非生産活動をする」のに比べれば、日本のGDPの向上には役立つだろう。国民総生産が増加すれば「理屈的には日本人全体の生活は向上する」”
高度成長期に培われた生産性向上運動の精神そのものよ。
“個人の思想・信条の自由は憲法で保障されている。
しかし、就職前の段階で「その職場に就職した時に予想される職務」の中に「個人の思想・信条に反する職務」があるにも関わらずにその職業を選択した場合には、必ずしも保障は担保されてはいないとも考えられる。”
憲法の規定よりも職場の職務を優先するってんだから開いた口が塞がらねえな。だが、これが企業優先、生産優先、つまりは目先の生活優先ってえ戦後日本社会のホンネでもあったんだろうさ。しかし、タテマエってもんもあるし体裁とか体面ってもんもあるんだから、ホンネをしらふでベラベラ喋っちゃ実もフタもねえってえぐれえの節度はあったもんよ。その節度を忘れちまったのが近頃の風潮ってことなんだろうなあ。
“例えば、学校の教師という職業を選択した場合、入学式とか卒業式という行事は当然ながら予想される職務であるだろう。
ならば、それらの行事において「職務として、どのような事を求められるか?」も承知の上で「就職した」のだろう。”
“K”って野郎のいい加減さがここによく顕われてるぜ。戦後の入学式や卒業式で日の丸や君が代を強制するようなこたあついぞ無かったんだよ。まあ最初のうちは戦前からの習慣で何となくやってたんだが、その内それじゃつまんねえってことで色々工夫を凝らした式に変わって来ていたのさ。それを石原が都知事になってうるさく言い始めたんじゃねえか。しかも、業務命令なんてなあつい数年前からのことよ。たいていの教師は就職の時こんなことになるなんて考えてもいなかったろうよ。
“スピード恐怖症の人なら、白バイ隊員は選択しないだろうと思うが、その意味から考えれば、「就職したら、話が違って、個人の思想・信条に反する職務を命令された」のとは、全く別の事柄といえるだろう。”
まったく別どころか正にそのとおりじゃねえか。大学で教育基本法を勉強して就職したら、憲法違反の行為を強制されたのよ。
“国旗も国歌も「有ったほうが良い」という考え方は成立するだろう。少なくともオリンピックなどで日本の選手が優勝した場合に国旗も国歌もなしでは寂しいとも思う。”
「有ったほうが良い」という考え方が成立することとそれを強制することとは別じゃねえか。話をすりかえちゃいけねえ。まあ、“K”って野郎の場合はすりかえってよりは単に混乱なんだろうけどな。ついでに、もうひとつの混乱も指摘しとこうか。
“企業での職員として考えた場合、例えば食品店に勤めた店員が「本人の宗教上の理由など」から肉を買おうとする人に「これは、買わないほうが良い」などと購入妨害のような事をしたならば、当然ながら解雇もありえるだろう。”
教師が生徒に対し国旗国歌を否定するよう指導したのなら、客が商品を購入しようとするのを店員が「これは、買わないほうが良い」と言うことを喩えとして使うこともできようが、教師自身の国旗国歌に対する態度が問題にされ命令が下されているのが事の内容だぜ。店員に対し店長が「お前もこの店の肉を買え」と命令しているというのが正しい喩えじゃねえのかい。
いや、まだあるぜ。
“公務員は、勤務時間中は上司の指示に従い、全力で職務に専念する義務があるそうである。”
一般的な義務と特定の業務を同一視しちゃいけねえよ。
“まあ、独立採算系の公務員以外なら、基本的に「税金で給与を貰っているのであるから、職務には全力を傾けるべき」であろう。”
どうやら公務員じゃねえ“K”さんは職務に全力を傾けるかどうかは自由って思っていなさるようだ。雇用契約によってこき使われている労働者という共通の本質には無頓着なんだろうな。