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(回答先: Sun Shine さんありがとう、でも最初の文字の発明もアフリカですよ 投稿者 偽の友をあばけ 日時 2006 年 8 月 17 日 10:11:07)
人類発祥の地であり、文明発祥の地は、「東アフリカ(正確にはタンザニア)」と以前も書いています。人類はこのあたりから世界中に移動する過程において、地形、気候、その他の生活環境によって皮膚、毛髪、眼の色、骨格などが変化していって、現在形質人類学上で分類されているような二グロイド(ネグロイド)、コーカソイド、モンゴロイド、オーストラロイドなどの人種に変化したのです。
しかし、長い年月の間においては、人類に混血はつきものであり、厳密にいえば、これらの分類は「多分に便宜的なものでしかない」というのが、この分野での定説となりつつあります(私がソマリア人のところで書いたのは、あえて分類すればという意味です)。
「人種」とは、この地球上に現存する人類を「先天的、遺伝的な身体上の特徴(特に皮膚、毛髪、眼の色、身体上の外形など目につく特徴」で分類した時の単位であるのに対し、「民族」は、「共通の言語、共通の生活様式に加えて、同一の集団に帰属するという意識と感情を持つ人々の集団」といった意味があります。
そこで最近の人類学の傾向として、「人種」より、「民族」へのウエイトの方が大きくなってきています。
従って、私見ですが、エジプトやメソポタミア文明を築いたのがコーカソイドか二グロイドがといった議論は、あまり意味をなさないようになると思います(主として歴史学者たちがやっているのですが)。
私は、下記の中にこのように書いています。
http://www.asyura2.com/0505/holocaust2/msg/333.html
>人類学者、L.S.B.Leakeyが約200万年前の物と推定されるHomo Habilis(ヒトの直系の先祖とされる)の化石発見を発見したことから、東アフリカが人類発生の地であり、文明発祥の地であるとされています(但し、Leakeyの化石発見は1959年ですから、その後,雲南省やヒマラヤ、南アジア等で更に古い化石が発見されているようで、新説は色々と出ていますが、現在のところこの定説は覆されていません)。
エジプト文明を築いたエジプト人やエチオピア人がコーカソイドに属するのか、それともネグロイドに属するのかということに関しては意見が分かれていますが、黒人学者達は木村さんも書いておられるように、ネグロイドであったとしています。
これは古代ギリシアのホメロスが「オデッセイ」や「イリアッド」、プラトンが「ファイドロス」などでも書いていますし、エジプト人は自分たちのことを「Kemet Nur(黒い土から生まれた黒い人という原住民語)」と呼んでいたということからだと黒人学者達は言っていますよね。
人種
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E7%A8%AE