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人間というのは不思議な物である。
9.11の陰謀論を例にして考察すると
「その陰謀論を知っていて、信じている」というのが一つのステイタスなのだろうと思う。
「他の人は知らない事実を俺は知っている」というのが優越感になり、他人を見下す事に喜びを感じ、「陰謀論を知っているが、信じない者」と敵対関係を演ずる事によって、自分の鑑定眼が、他人とは違い、自分は「常識とかマスコミ報道には騙されない。特別な存在」という独立した個という満足感も見いだすという面もあるのだろう。
かって、CBAというUFO研究団体があった。熱狂的な盛り上がりは北海道にピラミッドを建築するまでの団結と行動力を見せたが、ピラミッドの完成と共に憑き物が落ちて運動は終わったようである。
最近9.11陰謀論もメジャーになってきた。
特に
http://kikuchiyumi.blogspot.com/2006/06/blog-post_27.html#c115402385438587834
にも書いてある。
【元『フォーブス』誌アジア太平洋支局長のベンジャミン・フルフォード著『9.11テロ捏造 日本と世界を騙し続ける独裁国家アメリカ』が徳間書店から発売されました。】
というのは、結構鋭い事実である。
で、これが、陰謀論にとってプラスか?と言うと、なかなか難しい部分がある。
陰謀論が正しく「ネオコンユダヤ連合は、何をおいても陰謀論を隠そうとしている」のなら、この出版を見逃す事はおかしいと言う部分もある。
「裏の裏」の攪乱作戦という意見は当然としてあるだろうが、陰謀論を知る人が増える事自体が「陰謀論が本当だとして、計画実行した者には、間違いなくマイナス要因である。」
陰謀論を知る人が増えると「信じる者も増え、その中にはトンでもない奴がいる可能性も増大するからである」
で、それはそれとして
陰謀論がメジャーになった途端に「今まで真剣に陰謀論を追っていた者は飽きる」のである。自分だけが「特別な存在」という優越感が低下し、熱が冷めてしまうのである。
誰でも知っている物を「研究したって面白みがない」という心理状況が生まれるのである。
なんか
「きくちゆみのブログとポッドキャスト: 本日発売の『スパ』に911のこと」
の方も、いきなり書き込みが無くなったと言う印象を受ける。
もしかしたら、陰謀論は潰えたのかもしれない。
陰謀論をメジャーにした本の出版が、陰謀論の鎮火に一番有効だったのだとしたら、一体陰謀論とは何だったのだ?という気もする。