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(回答先: 国の借金を返すことは、市場の流通する通貨を減らすことに匹敵します。 投稿者 姫 日時 2006 年 8 月 02 日 09:11:07)
姫さん
はじめまして、久しぶりにのぞいたらこんな大胆な人がいたのかと感心しました。
まさにその通りだと思っています。
人間、悲しい性で現金と借金は違うモノと思いがちです。
ちょっと会計をかじっているとバランスシートが頭に浮かび、損益計算書など出てこようものなら・・・です。
通貨とソブリンは国家の信用という点で見れば全く同じ存在であり、切手も収入印紙も同じですが、どうもそういう感覚がわからないようです。
民主国家に置いて民主的手続きの下で発行されるはずの現金と国債は出どこが違うだけで、国家の信用を裏付けにしている点で変わりないのですけどね。
そういう意味から見れば国債が信用できないなら、「金利が上がって為替が売られる」つまり現金の価値が下がってしまうと言う論理が成り立つはずですが、実際のところはそうではない。
なぜなら、世界第2位の経済大国で、他に追随を許さない技術大国などの裏付けがあればこそです。
姫さんがおっしゃるとおり、国債の償還を早めたり縮小させることは結果的にデフレに陥らせ日本国通貨を不当に下げてハゲタカ外資に食わせるハラであることは明確ですが、わかりづらい論理で一般受けしないから仕方ないことなのでしょう。
姫さんの説明にもありましたが、確かに国債を無理に減らせばマネーが減って超デフレに陥り、国内経済は大きなダメージを受け、様々な場所でキャッシュフローが止まり倒産の連鎖が起こると思います。そうなればハゲタカ外資の出番ですね。
だからといって国債が無限に発行できるはずもありません。
しかし、現状では心配する必要がないと思われるのです。
その辺りは国内経済の状況を加味しなければならないと思います。
マネーサプライと金利に注意を払い、適正な規模と必要な分野の公共投資を行うべきだと思います。
それは、産業構造の変化を助長することにもつながり、経済再生のきっかけともなりうるからです。
ただ、現状では無理に償還を早めれば、大量に保有している金融機関がダメージを受ける可能性もあります。
明確な投資先が見えないままに国債償還しようものなら、売りたくない国債を奪い合う事態となり、また超低金利が復活しかねません。
ホルムズ海峡が封鎖でもされたら、日本の産業が停止するため大きく売られる可能性がありますが、その資金の逃避先も微妙なところです。
なぜなら、ドルも逃避先としての価値を失いつつあり、ユーロも日本と立場が同じといえなくもない。
ただ、この件は債権や通貨が売られる要因の一つですが、こればかりは国際的な現象で日本にとっては不可抗力となるので仕方ないと思われます。
しかし、このような事態にならない限り、技術力から見る国際的優越は当分変わりそうにないことを思えば、大量発行の国債を殊更に取り上げて無理な緊縮財政を行うことは自分で自分の首を絞めることだと思います。
まとまりのない文ですみません。
この話、長くなるのでこの辺にしときます。また夏眠するのであしからず・・・