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言葉は言靈と成り、言靈を文字體系に添つて表現する事により、文字は魂に響くのである。
かつての日本人は此れを理解してゐた。然し、今の日本人は其れを理解出來ない。何故なら
彼ら及び彼らに毒された日本人の賣國奴によつて文字體系を破壞されたからである。
敗戰後直ちに文字體系は破壞された。彼らは文字體系を破壞する事が如何に重要か知つてゐ
るからである。文字體系を破壞する事により、文字から言靈を表現すると云ふ力を削ぐ。そし
て魂と意識を切斷し、言靈を奪ふ。魂と意識を切斷する事により、心は腐れていく。
彼らは其れを知り盡くしてゐる。其れは聖書を見れば明らかである。「bは言はれた」、と云
ふ表現に滿ち溢れてゐる。此のbからのお告げ、啓示と云ふ言靈を文字として表現し、聖書と
云ふ書物に認めたものが經典の成つてゐる。
言靈と文字體系の重要性は洋の東西を問はないのである。そして其の文字體系が其の民族の
l神の基礎と成るのである。其の重要性は言ふ迄もないであらう。
近代に入つてからの文字體系の破壞行爲は明治維新以降一貫して賣國奴によつて畫策され續
けてゐた。敗戰は正に絶好の機會だつたのである。
試しに筆ペンでも結構なので縱書きで自分の名前を心を込めて眞劍に書いてみたらよい。旨
く書けないであらうし異常に疲れる筈である。其れ程までに日頃魂と意識を接續し、筆先から
文字として言靈を傳へると云ふ事が出來てゐない證據である。
本當は此處に書き込む際にも縱書きで表現し度いのだが殘念乍ら其れは出來ないので止むを
得ず横書きで表現してゐる。
國語問題協議會
http://www5b.biglobe.ne.jp/~kokugoky/
石川 九楊 氏 著「縱に書け!横書きが日本人を壞してゐる」
http://www.bk1.co.jp/product/2567084