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皆さんは今年はじめに全国で公開された”シリアナ”という映画をご覧になっただろうか。
原作となったのは元CIAエージェントで中東問題担当のロバート・ベアが書いた体験本【CIAは何をしていた?】が題材でした。
この映画の題名にもなった”シリアナ”とは、ワシントンの政策立案関係者が交わす暗号名(業界用語)で現在のシリア、イラク、イランを合わせた国名を指す(実際には”シリアナ”という国家は存在していないが”アメリカ(イスラエル)にとって都合がよい石油地域になって欲しいという願望を込めて”シリアナと名づけられた。ブッシュ政権が言うところの”中東民主化計画”とも無関係ではない)
現在のイスラエルの攻撃パターンは、明らかに”シリアやイラン”を標的にした攻撃手法をしておりこのまま行けば空想の世界だと思われていた”米イの便利国家シリアナ”が現実に出現するかもしれない。(アメリカやイスラエルが”シリアナ”という仮想国家の実現を目指していると仮定した場合、シリアやイランを”あらゆるテロ行為”と絡ませるだろう)
私が欧米の報道をウォッチしていて一番滑稽に感じるのは【イランが核兵器を持つのは許せない】という論調が欧米を中心に溢れているがイスラエルやパキスタンの核兵器には誰も異論を挟まないことだ(笑)
世界中で紛争が起こっている地域は、必ず天然資源が絡んでいる。(私が言う”地政学的な視点”はその事を指します(笑))
皆さんの知ってのとおりイスラエルやパキスタンやインドは核兵器不拡散条約(NPT)にも加盟していない(ちなみに北朝鮮はNPTから脱退した。北朝鮮の場合、核実験を行っていないので正式な核保有国ではないという指摘もある)
今の世界は目クソが鼻クソにイチャモンをつけて騒いでいる状態でそのような社会体制が容認され黙認され続けたらこの社会は破掟を迎えるだろう。
ここでイランとブッシュについて面白い話をしよう。
現在、アメリカはイランを”テロ支援国家””ならず者国家”だと思いつくだけの誹謗中傷の宣伝を行っているが、その”テロ支援国家””ならず者国家”を大ブッシュは支援していた時期があるのは、あまり知られていない(笑)
1980年10月18〜19日にかけて共和党次期政権(ロナルド・レーガン)の副大統領候補に指名されていた大ブッシュを団長にジョン・タワー上院議員、ジョン・ハインツ三世上院議員がイラン革命政府の幹部と陰謀を計画するためにフランスのパリに秘密裏に行った。
そこで大ブッシュは、『アメリカ議会が禁じていた”テロ支援国家イラン”へ対して中米を通して武器の密輸を行う代わりにテヘランのアメリカ大使館の人質たちを”しばらくの間、解放しないように”持ちかけ、カーター政権の敗北を画策』した。
その後、カーターの人質交渉は成功するはずも無く、アメリカ国民の信頼を失って政権を手放す。
大ブッシュ率いる陰謀団はテヘランのアメリカ大使館で人質にされていた解放をロナルド・レーガン就任式(1981年1月20日)にぶつけレーガンの誕生を演出した。(今で言う”オクトーバー・サプライズ”の原型である(苦笑))
大ブッシュ陰謀団に関わったジョン・タワー上院議員、ジョン・ハインツ三世上院議員の二人は1991年4月4日〜5日に相次いで飛行機事故で死亡した。
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2004/02/3.html
”なぜ歴史は繰り返すのか?”という謎を解明するには答えは一つしかない。
それは同じ連中や組織が同じ手法にのっとり同じ事を繰り返したに過ぎないのだと...