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プロスポーツの監督はなぜ選手に向かって「特打ち」を命令できるか?
一日八時間ぐらいのゲームのような中だけど管理職はなぜスタッフを指示できるのか?
将校はなぜ兵隊に命令できるのか?
それは、失敗したら、「責任を取る」ということです。
スポーツの監督なら、結果を出せなければ、契約解消、翌日から「仕事探し」になります。
目標達成できない管理職、役員は、うまくいけば、横滑り、運が悪いと更迭。
将校は、負けると戦争裁判、下手すると死刑。
組織が、ピラミッド型なら、責任と権限の大きさは、それに反比例して、逆ピラミッドになります。
戦争責任といっても、将官と赤紙召集された兵隊では違う。
公務員の責任といっても、行政過程に直接関与できる官僚と、郵便配達の人とは違う。
その原則がはっきりしていないから、一億総ざんげだとか、公務員総悪人論が出るのだとおもいます。
部下を (平和時なら、一般人)無理な戦術で、いたずらにアメリカ軍の餌食にさせ、戦争に負けても、恩給もらって、「われ、かく戦えり」なぞの回想録を出して、余生を楽しむ。そんな元将官、元参謀なり、「お気楽元公務員」とどう違うのでしょうか、この人たちと、「衣食住つきの職場」を軍隊に求めた下級職業軍人と、戦争に対する、あるいは国民に対する責任は同じでありません。
今、企業戦争に負け、会社をつぶした役員は、退職金もままなりません。