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世界各地で、地域通貨などの、地域からの、グローバリゼーションや経済至上主義へのアンチテーゼが提示されてきています。
しかし、依然として、既存の、国際金融家主体のシステムというのは巨大であり、一般市民の生活を規定していると思います。
私は、このシステムの仕組みと本質を暴き、突き崩すこと、そして、同時に、新たなシステムや目指すべき社会のあり方を提示していく必要があると思っています。
目指すべき社会は、地域の人たちが地域コミュニティの中で助け合って生きていく社会ではないかと私は思っています。
そういう社会を築くための手段として必要となってくるのが、新たなシステムです。
資源とお金を一定の地域内で循環させるシステムが必要です。
今のシステムは、行動範囲を広げること、規模を大きくすることによって儲かるようになっていると思います。
そうではなく、地域内で行動し、規模は地域内でおさめる。環境省の唱えているお題目の循環型社会ではなく、本当に、資源が一定の地域内(小さければ小さいほどいい)で循環するようにする。地域内での自給も可能になるでしょう。そして、地域内の資源だけでは足りない部分だけ、地域外と交易する。
そういう仕組み作りが必要だ、と私は思います。
その仕組みとしては、一つに、地域通貨だけで生きていけるシステムが必要だと思います。
少なくとも、既存の円やドルなどの国単位の通貨でなく、地域ごとの通貨が主体となるようなシステムを作る必要があると思います。
また、これは根源的な策とは言えないかもしれませんが、私は、大企業の商品よりも自営業や地域密着型の中小企業の商品の方が安くなるよう、行政が補助金を出すべきではないかと思っています。
今の社会は、地域コミュニティを大事にしない社会であり、大事にしたところで報われない社会だと思います。
自営業者や中小企業は地域とそこの人々の暮らしに貢献する企業だと言えると思いますが、彼らは、大企業と同じ土俵で闘わせられており、次々と閉店、倒産させられていっています。
地域の人たちも、近くの小さな店よりも、遠くの大きな店に車で出かけていって買い物をするのが普通なようです。
値段も品揃えも遠くの大きな店の方がいいからでしょう。
こういう事態を打開する一つの策として、自営業、地域密着型中小企業の優遇策が必要だと思うのです。大企業からすれば、排他的かつ不公平と見られるかもしれませんが、視線が常に外向きの大企業よりも、内向きでも地域社会を深化させていくことのできる自営業、中小企業の方が、大事にされてしかるべきだと思います。
いずれにせよ、来るべき社会は、地域主体の社会であり、それを実現するためには、地域の人が主体となって、システム構築をしていく必要があるだろうと思っています。
私は以上のようにまだ抽象的な考えにとどまっていますが、既存の文献や、ネット上にある様々な意見、そして、現実の社会の分析を通して、具体的な策を考えていきたいと思っています。