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(回答先: 私は心だけでは世の中はよくならないという考えなのです。 投稿者 heart 日時 2006 年 7 月 07 日 00:47:13)
heartさん、こんにちは。
あなたのお年が、おいくつなのか想像しか出来ませんが、
私はあなたとの対話に意義を感じております。
ありがとうございます。
私は、青年時代を振り返りますと、
あなたのように社会を考える様な姿勢を持たず、
むしろそれを放棄し、自我の趣くまま、勝手放題、我が儘で、無知で、愚かな
生き方をしておりました。
それを時代がそうさせたと言ったら、ただ身勝手な無責任さを示すだけになるでしょう。
様々な人と出会い、教えられ、ぶつかり、喧嘩をし、また、学び、、、
ふと気がつくと、私は年長の立場になり、
自分以外の後進者の手本とならねばならぬ年になっておりました。
他者との出会いによって培われた経験と知恵を、
いつの間にか携え、それを生かす立場にいたのです。
さて、ほんの数年前からですが、、
周りにある世の人々の振る舞い、思想、羞恥心、謙虚さ、、、に変化を感じました。
心ない行動に目をつぶる人々、
あるいは、昔は陰に隠れていたものが、
現在では大手を振って世を歩き、罪悪感は変容し、新たな罪悪感が創造され、、
それに気がつかない人々は、注意が自我にしか向かっていないのではないでしょうか？
それが進化なのか、退化なのか、、
過去において、私の様な半端者を引き戻してくれたのは、
多くの出会いの中で経験した
さりげない優しさや、強さ、自尊といったものでした。
数多くの温かき心のふれあいを経験しております。
私は今までの経験から、世の中を変える力は、各々の成長、振る舞い、
思い、、そして祈りであると思っております。
私たちの日本は、下の者達が上を支えてきました。
しかし、昨今のように、下も上も心を失いつつある様な有様は、
世も末である、という発言を許してしまう危険な状態に感じられます。
仏教、神道、儒教、朱子学、陽明学、、、
かつて持っていた日本人の性格性質は、このようなものから作られていたのでしょうか？
それとも、縄文よりも昔から、受け継がれたものなのでしょうか？
私の思いは世を良くしようとの祈り、願いを持ちつつ、
その為には、自分を律し、罪の種を蒔くことを戒めたいと、、
全てのものは、複雑に関与し合っているのだからと、、
ネイティブアメリカンの思想から学んだことです。
私は宗教を取り外し、新たな宗教が産まれるとしたら、、
それは、血の通わない、冷たい世の中を予想してしまいます。
それを人類が選ぶのだとしたら、誠に残念ではありますが、、
わたしはそうならぬ為の堡塁になれたなら、と思っております。
思うがままに書かせていただきました。
失礼いたします。
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