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一昨年の春、庭の片隅に得体の知れないものが芽をだして去年は花を咲かせました・
・・それがムクゲと言う名の木でした。
それが今年もまた花を咲かせました・・・・
うすいピンク色のかわいらしい花で・・・・・でも友人は切ってしまうのが良いと言います。
彼によればムクゲと言う木はわが国と国境を接しているやせた何のとりえも無い小さな半島
にある蛮族の国の国花で、その国ではかつてわが国民がその国を豊かにしてやろうとして道路を作ったり山に植林をしたりしてその国の近代化に協力してやったものを
蛮族の悲しさからか曲解して後にその国に植えた日本の国花 桜の木を軒並み切り倒して
しまった・・・ということです。
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でもわが友の言葉にしたがってこの木を切り倒せば、僕も野蛮人に成り下がってしまう
し・・・・そもそも木には何の罪もないのだから・・・・
そういえばその蛮族の国のむこうにももうひとつ国があって自分達を世界の中心に位置する国「中国」と呼んでいるようです・・・・
この傲慢なバルバロイたちはこともあろうにわが国の戦火に倒れた有名無名の戦士たちを奉ることがけしからんと言いがかりをつけてきています。
ある国にとっての英雄や献身的な兵士は相手にとっては憎い仇であることは真理でありますがそれをあれこれ言い出すのは思いあがった言いがかりもはなはだしいとしか言い様がありません。
わが友によれば明治維新のおり旧幕府の軍艦が静岡の沖で沈没し たくさんの兵士の遺体が
海岸に流れ着いたことがあったそうです。
しかも賊軍の兵を葬ることは禁止され酷い状態だったそうです。
そのとき次朗長と言う男が責任は自分が取るからと言って亡骸を葬らせたのだそうです。
しがない博徒でさえこのように雄雄しく振舞えるものを、あの国はいったいどうしてしまったんでしょう・・・・
子供の頃胸をときめかせて読んだ「三国志」の男気の世界はいったいどこへ逝ってしまったんでしょう・・・・
そこでふと思い出したことは以前ギリシャの遺跡を巡って歩いていた頃在住の日本人
から 「いまのギリシャ人と古代ギリシャ人は全然違う・・・」
と聞いたことでした。
民族の大移動や疫病、戦争、などで古代人はどこかに消えてしまった・・・
ぼくたちの尊敬するいわゆる「中国人」も長い間の内乱や餓え、腐敗した政権による虐殺などでいまやほとんど生き残っていないのでは・・・・
長い間に雄々しい「中国人」はみんな難民によってとってかわられたんでしょうか・・・
(歴史の世界では難民を蛮族の侵入と言う・・)
葡萄の葉陰からさす木漏れ日の下で花を愛で 酒を酌み交すくらいが楽しみの小市民にとって こんな面倒なことに思煩わせる「ムクゲの木」はやっぱり厄介物なのでしょうか・・・・・
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でも花は美しいからやっぱり善なるものだと思います。
野蛮人に取り囲まれていてもぼくたちの古い歴史のある国はこの国だけ・・・・・言いがかりには毅然として立ち向かうけれど善なるもの美しいものには優しくせっする・・・・
そんな文明人になりたいものです・・・・