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(回答先: 横レス失礼・・・ 投稿者 piyopiyo 日時 2006 年 6 月 26 日 23:19:54)
>piyopiyoさん どうもです。
>【立場変われば人変わるって言うからね。栄転だったらおめでとう。】
鋭いなぁ〜、と素直に感心しています。
確かに「Kの冬眠」には、Kが望んでいない肩書き・勤務地の変更があったという背景もあります。まあ、栄転と言うよりは左遷という方が適切かもしれませんが・・・
それはともかくとして、少し考えていただきたいのは
今回の案件で、仮に日銀総裁を失脚させる事ができて、自公与党に多少のダメージを与えられたとして、それが「生活者サイドもしくは野党サイドに取って、利益になるのか?」という部分です。
仮に、日銀総裁を失脚させられたとすれば「今後は、野党の議員を含めた、全ての公人は、投信などは基本的には御法度」という事になるのでしょう。
Kは「マネーゲーマー的な投資家が成功者になるような社会は間違っている」というスタンスですし、それは今後も変わらないでしょうが、それでも「企業を応援する意味での直接金融そのものを悪と認定」はしていません。「安心確実な貯蓄」と「リスクも伴う投資」は個人の選択において自由であるべきだろうとも思っています。
前に「君が代反対の実力行使は百害あって一利くらいしかない」という論戦を繰り広げた事もありますが、今回の「投信に手を出した公人は破滅しても良い」という理論構築は、多分ですが、百害あって一利くらいししかない「百害一利理論」のような気がします。
少ない利に目を取られ、それに関連して起きうる不利益・損失に気が回らないのではないでしょうか?勘違いしてはいけないのは「相手に対して批判した行為は、自らもできなくなってしまう」と言う事です。今の野党の実力者の内「投資・投信等の利殖行為から、全く潔白の人が何人いるか?」も考えなければいけません。日銀総裁の失脚と引き替えに、反自公勢力の実力者も失脚するような事になったら、永久に政権交代など行われないという事態にもなる可能性があります。
また、最初にも書きましたが「正直に罪の意識を表明した人に対して、ここぞとばかり畳み掛けるような社会」は危険だと思います。これを容認すると「開き直るか、嘘でもしらを切り通す者が勝ち」という社会になります。
「これは何かまずいかなぁ〜」という良心を持っている者は損をして、「全く罪の意識を持っていない厚顔者」が得をする社会というのは、救いようがない気がします。
今回の例では日銀の福井総裁は陳謝した上で、投資を行った元本および利殖分、更に給与報酬の一部の返還を行うとしているのですから、これに対して、さらに畳み掛けるという手法ですと「今後は、嘘でもとぼくれるしかない。」というのが正解になり、確信的嘘つきの政治家を増加させる結果になります。
その路線を作り出そうとする。民主党と野党は間違っていますし、それを面白く祭り上げて記事にするマスコミは腐っています。国民とすると「それを喜んだり、歓迎したりしないで、冷静に分析し、プラス効果とマイナス効果を見極める事が必要」だとKは考えています。日銀総裁(偉い奴が)失脚するのは「他人の不幸は我が身の幸せ」という気分的には楽しいし、ガス抜きとしては最高なのかもしれませんが、本質的に実生活は全く良くなりません。
天の邪鬼でへそ曲がりのKですから、間違って「何かに憑かれてしまっている」かもしれませんが【一人ボケ一人つっこみじゃ面白くも何ともない。真剣な議論だけにむしろ不気味だよ。】と思われても、このように主張するしかない気がします。