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(回答先: いやまてよ、寿命の心配はないほうがいいのか。 投稿者 ピノキ 日時 2006 年 6 月 07 日 17:23:45)
生きる(黒澤明)です。
50年程前に作られていながら、このテーマでこれを超えた表現を私はまだ知りません。
余命数ヶ月と宣告された主人公。やる気の無い、役所の市民課長の恐怖と孤独と絶望。どうせ死ぬならとあらゆる欲望を満たそうと街をさ迷い歩くも、満たされない。
そして、気付く。「今の仕事に命を投げ打とう。」
今までが死んでいた。そして今、生まれた。BGMに流れる隣の若者たちの誕生パーティの歌声を背にして、階段を下りてゆく主人公。ここでいつも感動で涙を禁じえません。
感動といえば、マザーテレサ等の生き様をドキュメンタリーなどで観た後の、人の免疫力は大幅に上昇するとのことです。胸が熱くなるといいますが、感動や公憤は胸や腹を熱くします。私憤や怨恨は胸を煩わせ、頭痛を呼びます。
そのように人体は出来ています。