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我が家のフェンスには7、8bの長さに渡って一重の白い蔓バラが、今を盛りと咲いている。原種の野ばらに近い蔓バラだ。
「なにわ野いばら」と呼ばれている(「悠々と時が流れて・・・」から写真拝借)。
http://shinshu.fm/MHz/63.31/archives/0000123621.html
この白いバラをながめていると、映画「白バラの祈り〜ゾフィー・ショル、最期の日々」を見たときの感動が蘇ってくる。
「白バラの祈り」の舞台は第2次世界大戦下のドイツであったが、いままた「戦場のアリア」という戦争を描いた映画が上映中らしい。こちらは第2次世界大戦のさなか、「聖夜の戦場に起きた奇跡」を扱ったものらしい。
第1次世界大戦を描いた映画は、古くはレマルク原作で、膠着した塹壕戦をたたかう戦線に送られた少年兵たちの悲劇を描いた「西部戦線異状なし」から、最近では「ロング・エンゲージメント」など数々の名作がある。
「戦場のアリア」の舞台は、無人地帯を挟んでフランス・スコットランド連合軍とドイツ軍とが対峙する、フランス北部の最前線だ。この前線でクリスマス・イブに奇跡が起こる。
ドイツ軍の塹壕からテノール歌手の歌声がフランス・スコットランド連合軍の兵士の耳に届いてくる。すると戦場には聖夜を祝う気分が一気に広がった。テノール歌手が歌うとスコットランド軍はバッグパイプで呼応する。
信じられないがこれは実話という。
この偶発的で非公式な休戦は、しかしながら、厳密には軍規違反である。関係将兵らは厳しい処分をうけた。戦争は人間の自然な感情を否定するものだ。そのことを痛切に描いたのが「戦場のアリア」なのだろう。
これと似た話を小生はどこかで、それも英文で読んだことがある。いずれの戦場のことだったかは記憶にないが、サッカーのワールドカップ開催中のこと、試合の実況が始まると敵対する兵士たちの間に、試合中だけ自然と休戦が成立した話だ。
何はともあれ、小生の居住地近くではまだ上映されてはいない。こちらにも早くまわってこないかと、待ち遠しくてたまらない。もう見た人があればどうか感想を寄せてちょうだい。
「戦場のアリア」公式ホームページ
http://www.herald.co.jp/official/aria/
アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート
カンヌ映画祭正式出品
ゴールデングローブ賞 外国語映画賞ノミネート
英国アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート
その聖なる日、銃声が止んだ
第一次大戦下、雪のクリスマス・イブ。
フランス北部の前線各地で起こった出来事。
それは、フランス軍、スコットランド軍、ドイツ軍の兵士による
「クリスマス休戦」という一夜限りの友好行為だった。
1914年、第一次大戦下。フランス・スコットランド連合軍と、ドイツ軍が連日砲弾を鳴り響かせているフランス北部の村。クリスマスだけは家族のもとへ帰りたいと兵士の誰もが願っていたが、戦況はますます熾烈さを極めていた。
やがて訪れたクリスマスの夜。ドイツ軍には10万本のクリスマス・ツリーが届けられ、スコットランド軍の塹壕からはバグパイプの音色が聞こえてくる。そして、奇跡は起こった−−。
これは、大戦下のクリスマス・イブに、互いに敵対する者たちが、クリスマス・キャロルの歌声をきっかけに、戦闘の最前線で歩み寄り、挨拶をし、フランスのシャンパンで乾杯したという信じられない本当の物語。
これが長編2作目となるクリスチャン・カリオン監督は、軍の正式記録には残されていないが、ヨーロッパ各地に今も語り継がれる戦場の奇跡を忠実に映画化した。
●キャスト
ダイアン・クルーガー
ギヨーム・カネ
ダニエル・ブリュール
ベンノ・フユルマン
ゲイリー・ルイス
●スタッフ
監督: クリスチャン・カリオン
アナの歌声: ナタリー・デッセー
シュプリンクの歌声: ロランド・ヴィラゾン
音楽: フィリップ・ロンビ
製作年:2005年/製作国:フランス・ドイツ・イギリス合作
提供:角川ヘラルド映画、博報堂DYメディアパートナーズ/ノベライズ:竹書房/サントラ:東芝EMI/協力:ユニフランス東京/後援:フランス大使館文化部
カラー/1時間57分/6巻/3185m/スコープサイズ/ドルビーSRD/DTS/ドルビーステレオSR