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共謀罪は史上空前の愚法である。
このような、法案を本気で通そうとするような政治家には政治家の資格はない。
「テロが起こったら、多くの人命が失われるので、出来るだけ早い段階で手を打つべきである。」というのが、共謀罪の考え方である。これは、ある意味では間違ってはいない。
しかし、「この歯は虫歯になる可能性がある」と言う段階で「虫歯の治療をする奴はいない」。糖尿病の症状があらわれる前に「糖尿病の治療をする奴もいないだろう。」
「凶器準備集合罪」という法律がある。まあ、凶器を持って集まれば、その後、犯罪が起こる可能性は高いだろうと思う。しかし、この段階まで来てはじめて「糖尿病に移行しそうなので手段を講ずる(食事制限を検討する)」と言う段階だろう。
共謀罪はその前の段階で逮捕出来るという物である。
危ないと判断される場合は、ある程度のマークはしても良いのだろうと思う。
例えば、共謀罪の考え方で行けば「考え方を改めた仲間の密告」によって、犯罪は暴露されると言うことであるが、この段階では「マークが妥当(病気で言えば経過観察)」だろうとKは考える。
ここで逮捕すると言うことは「ガセ」でも「恨みの風説の流布」であっても、逮捕してみると言うことである。そんでもって、密告した物は「減刑される」のであるから、無実の罪で「何の実体もなくても逮捕は可能」と言うことになる。
凶器も何もない段階で逮捕出来るのである。これの意味することは半端ではない。
先のイラク戦争でアメリカ軍は「無実の罪で多くのイラクの庶民を殺した」のである。
「大量破壊兵器はなかった」とアメリカも認めたので、無実の罪は立証されたと考えるべきである。冤罪で「殺された人」はたまったものではないが、何故か、ブッシュは「何の責任も取ろうとはしていない」
これは、誰がどう考えたって、おかしいはずである。多くの無実の人命は「冤罪によって失われた」のだが、その間違った命令を出した張本人は、何も責任を取っていないのである。
少しは「歴史に学べよ」と思う。つい最近、冤罪によって多くの悲劇が起こったのにもかかわらず、「冤罪を招きやすいような法律を作ろう」というのは、バカもバカ、形容もしようがない「超大バカ」である。
このような法律を通そうという奴は、「歴史も忘れる記憶力しかないし、思考力も、論理性もない」、少なくとも政治家の資格はない。
最低でも、このまま放置すれば「犯罪が起こる」という段階まで来なければ「逮捕は行き過ぎ」である。健康な盲腸を切除するような物である。
凶器も何もなく、酒場で酔っぱらって、危険な事を言っただけで「逮捕される可能性がある」のである。
組織に関係ない人なら大丈夫?、一概には言えないが過激な思想家ならば、学生時代とか、サラリーマン時代とかに、何らかの組織に入っていたっておかしくはない、「20でマルクスを知らぬはバカ、30過ぎて、マルクスを追う者は大バカ」なんて事も聞いたことがあるが、ある程度、政治に関心がある者ならば、今は抜けていても、過去に組織と関係していたと言う人も多いだろう。
共産党ならば「国際組織である」
創価学会だって「国際組織だろう」
オームだって、色々と分散している。
新興宗教など掃いて捨てるほどあるだろう。
暴力団だって、色々ある。
右翼・左翼、色々と複雑に繋がりあっている。
CBAなんて言うUFOの過激団体だって「組織」である。
その気になれば、何だって逮捕出来るのである。
ただ、ここまで来ると、Kが騒いだってどうにもならないだろう。
Kが間違っている可能性だってある事はある。
だから、せめて「このような、国民生活を破壊するかもしれないような、重要案件の場合は、党議拘束を外して、自由投票にした方が良い」(採決まで行くようだったら)
その上で「国民は、どいつが賛成に投じたのかをしっかりとチェックすべきである」
次の選挙では、そのような「思考停止の政治家」に票を入れてはいけない。
「こいつは、虫歯でもない歯を抜くことに賛成する議員」だと、落選運動をおこすべきである。
ともかく、あやしいという段階で逮捕されるのは、予断と偏見に満ちた国になると言うことである。そのようなのを「暗黒の時代」という。中世のヨーロッパでは「魔女狩りで多くの人が命を落とした」
魔女である証拠はなかったのにもかかわらず、魔女との偏見だけで「魔女である」という罪は確定したのである。
共謀罪は「その愚かさと同レベル」である。