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若さとは、無知であり、未熟であり、幼稚であり、愚かである、
そんな時代であったような気がする。
様々な価値観、相手への思いやり、分別、などは、
経験からしか学べないような気がする。
車の運転をしている自分がいるとする。
目の前をとろとろ走る車があれば、イライラしてしまう。
急いでいるのなら尚更である。
その車を運転しているのが年寄りである場合、
若い人であれば、「早く行けよ、くそじじい!」
というような言葉が出てしまうのではないだろうか?
しかし、自分が年を老いた時、あるいは、年老いた身内が側にいて、
その相手の苦労を、見近かに見、知った時。
黙って、静観し、相手が焦らないよう遠くはなれて運転しようと
考える事が出来る。
物事の価値判断は、このように経験によって変る。
年取った方が、思慮深いのだとは断じるつもりはないが、
多くの経験をし、相手に対する思いやりを持つ心が培われて
時によっては、若者とは正反対の価値観を持つのだと思う。
これは個人差があり、年老いてもそのような心を持たぬ人もあれば、
若くして、そのような心を持つ人物もいるのだと思う。
経験が人物を作り、その心を後の者が受け継いでゆく。
私は、そんな古い日本の価値観が好きである。
人を立て、人を重んじる価値観が、、、
現代は、このような心が薄い世の中のような気がしてならない。