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(回答先: Re: ロスチャイルドはシオニストなのか？ 投稿者 空也 日時 2006 年 4 月 26 日 03:32:53)
中韓との対立激化はもはや国民国家が耐用期限を過ぎたことを示すものだ。
マスコミ・識者は言う。「小泉内閣になってから中韓との関係が悪化したことが問題」と。それが小泉内閣の問題なのか？この言い方だと、中韓のすることは絶対的にいつも正しくて、日本側が小泉内閣になってから間違ったことをしていると言いたげだ。では、中韓のしてきたことには問題はないのか？
仮に小泉内閣になってから中韓との関係が悪化したとしても、では小泉内閣の前の時代に戻りたいか？村山や橋本や小渕の時代に。真っ平御免である。小泉内閣になってから生活が苦しくなった人も結構いるのだろう。しかし、多分戦後の一番平和で豊かだった時代に戻っても、仮に中曽根康弘、佐藤栄作、吉田茂の時代にまで戻っても、ここの投稿者の人は批判をすると思う。
トロツキーは「ボールが頂点のまま止まることはあり得ない。それはユートピアである。右へ落ちるか、左に落ちるかどちらかだと述べたことがあった。ドイツが1920年代のワイマール共和国のままで止まることは絶対あり得ない。
ドイツ、日本、イタリアが外圧をはねのけ、国家統一をしたことは一定の進歩であり、評価すべきことなのだ。しかし、その統一の成果は誰に渡されるのだ？全国民にか？それともカイゼル、天皇、国王一人のためにか。王室・皇室のためにか？貴族のためか？ブルジョアのためにか？
ワンワールドと戦うのはよろしい。だが、誰のために戦うのだ？天皇陛下のためか？将軍様のためにか？麻原尊師のためにか？
国民国家や戦後体制が今のまま続くとは思えない。だが、それは誰のために、どちらの方向で突破されるのだろうか？そこが問われねばならない。戦後60年、たまたま平和であったといっても、過去のどの地点に戻ってもそこで止まり続けることはあり得ないのだ。
日本の民衆はネパールやフランスやタイ、フィリピン、中南米の民衆と比べても明らかに２周遅れ３周遅れで出遅れている。遅れた意識のままワンワールド構想と戦う気になっても、多分オリガルヒは何も困らないだろう。何故なら教育、経済、司法、情報を司るオリガルヒ自体が「ワンワールドと戦って、日本を守る」ことは宣言するだろうから。
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