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考察者K さんへ
お返事ありがとうございます。
抗議の相手の件ですが、文句があったら、その本人に言う、とKさんが言っています。
私が、抗議するな、とKさんが言っているかのような書き方であったなら、訂正します。
ただ、全体の流れの中で、あの場合、ヒロシマ原爆酒（あのビデオのお酒の説明をした男性が本当に、そう言ったとの前提）のことで抗議するのはどうかな、という論旨だったと思ったので。抗議したほうが、私はいい。といいました。
私が、このヒロシマ問題に限れば、価値観の違いは乗り越えられると思います。なぜなら、このくらいいいじゃんという意見はあっても、この名前をつけることが、我々の誇りだ、伝統だ、という人はいないでしょう。 ヒロシマ原爆が人殺し兵器で、現に苦しんでいる人がいて、今でもその兵器が世界の論争になっていて、原爆、水爆の被害者が、日本人、朝鮮人をはじめ、アメリカ人、太平洋諸国の人々にわたり存在しているのですから。後、その人々の身近な悲劇を例にあげれば わかってもらえますよ。例えば、この崩れる様子がWTCに似ている事から、９１１ドリンクともいえますね。なんていったら、その場にもしアメリカ人でもいたら、大抗議がおきますよ。（アメリカ人でなくても起きると思いますが。）
これは、まわりの人に聞いてもらう、ということに効果があるのです。大勢の人が集まっている場、良識はとおるものです。人種差別が強い国では、これが難しかったから、教育やメディアなどを通じて、人々の心の中から、非白人への差別意識を減らそう と様々な努力をしてるわけで、効果はあがっている と思いますよ。（豪州の例）
訴えたいことが、自分や、特定の文化圏のみの価値観か、人として共通にもっているものか、判断して、自分勝手な思い込み、価値観ではない、と信じたら、主張し、多くの人にきいてもらうことです。このレストランは肌の黒い人は立ち入り禁止です。なんて、文化、価値観の違い、を考えて、主張することを遠慮する類のものでないことは、私は、明白と思います。
戦争で被害を受けた女性、お年より、こどもなんて、価値観の違いがどこに生じるのでしょうか。もしある韓国人が、こどもでも、女性でも日本人なら、焼き殺されて当然 なんていったら、それは、基本的に世界の個々人の（政府レベルでは知らないが）の支持は得られません。
もしかしたら、言い返されるかも、と考えすぎず、ご自分の感性を信じ、行動されればいいのではないでしょうか。もし、万が一、間違っていて、自分勝手だったと後でわからされたら、それはそれで、いいではないですか。次にその経験は生かせます。
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Ｋは、何にでも「頭に来たら、憤慨し、抗議すべき、そうしなければ何も改善しない。」と言う意見には一定の理があると思いますが、あまりにも単純すぎではないか？とも思います。
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もちろん、憤慨したら、自問自答がひつようなこともあるでしょう。でも、普段から、自分勝手かな、とか、色々な社会問題やら、なにやらに囲まれていれば、失敗や、人との論争、しかられた事などが経験になって、ある程度、感性が磨かれているでしょう。失敗しない とは断言できませんが、目的はその自分の感性で、感じたある一定の人々へのいやがらせ、差別、偏見を感じたら、抗議の仕方は、工夫が必要ですが、声をあげることに何の問題もないと思います。
Kさんは、何か大きな失敗をしたのでしょうか。
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価値観というのは「個人や国民性によって大きく異なる」ことがあります。
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価値観の違い、で許させない差別は多いですよ。具体的に考えていけば、分かると思います。
もし、女は、（非白人は）、（日本人は、）（韓国人は）人間として劣っているから、、、という考えを前提に 住む所、仕事、社会的地位が、他の人より下、という考えを持っていたら、（それを言うものが たとえマジョリティーでも）それに対して、それはおかしい、と主張していいと考えます。
歩み寄れないこともある、かもしれません。でも、それを公に声を挙げ、多くの人に考えてもらう、というのも一つの進歩です。
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それに対し、過剰反応し「こちら側の価値観を押しつける形で、それを改善（正しい事）」と決めつけるのでしたら、最終的には武力行使という方法論に行き着きます。
ヤクザの出入りというのは、面子を保つという大義名分で行われることが多いのだと思います。今は韓国と日本の関係は非常に微妙な状況です。どこかの首相が頑固に「靖国参拝」を繰り返し、抗議をしても「内政干渉」とか決めつけて門前払いの態度で応じていることで、韓国側も「日本側が好き勝手するならば、韓国も好き勝手をしよう」という意識があるのだろうとも考えています。
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これ以下のKさんのご意見は、どうしてここまで飛躍するのか、わかりません。
上でも言ったように、ヒロシマ原爆酒については、（その他、私が例にあげた、人種差別、女性差別など）人としての問題で、国籍に関係なくわかりあえる性質のものです。
Kさんのいうのは、ナショナリズムのぶつかりあいの問題ですか。
私は、ヒロシマ問題が、日本人をばかにする道具、（つまり、ナショナリズムを利用する）こと自体反対ですから。ヒロシマ、つまり、原爆問題は、地球上に生きている全員の問題であり、日本人が被害にあった、という次元に問題を小さくするのは、真実ではない、ということです。、
デラシネさんも、ヒロシマを 日本人被害者、日本人痛めつけ、と考えているかもしれない人々に対し 朝鮮人らの被害者の紹介しているではないですか。人種差別、女性差別、階級差別と同様、国籍を超えたもの と理解しています。
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理想論だけでは、異なる価値観は埋められません。
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そうですね。でも、今差別されている人、見た目や、民族、習慣、病気、また心の傷などで、傷ついている人々には、理想論だのなんだのの問題ではないのです。
どうしたら、よくなるか、殺されないか、拷問がおこらないか、などが目の前の問題です。
だから、もちろん、冷静な思考をともなった、（じぶんや他の人の経験も糧にしながら、）実行、闘いがひつようです。
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で、広島に落ちた原爆を思わせる。原子爆弾酒ですが「このような（日本に対する嫌がらせとは思いますが）ジョーク」が、被爆者への差別という理論考証はどのようなものなのでしょう？
Ｋも「核による被害者は二度と発生させないようにしよう」とは思います。あれは、人間が地獄への入り口を開けたという愚行だとも考えています。
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ジョークと言う名の差別は、差別が四六時中おこる国では ずいぶんと考えられていますよ。
サモア人の癖を 学校の子供たちが笑い者にしました。私のおい、めい達（マオリですから）もいっしょに楽しんでいました。ある親が問題にし、地域や先生達で考え、ある民族を馬鹿にするような（されていると 当事者が感じる事が大切で、やっているほうがジョークだというのは、いいわけでしょう。又、べつにいいじゃんと感じるサモア人もいないでもありませんよ。
でも、彼にしたって、ジョークをやってくれないと困る、とは思っていないでしょう。
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同和問題という物があり、Ｋは「１００年黙っていれば、みんな忘れる」という考えですが、何故か「忘れる頃になると騒ぐ人がいる」ので、未だに差別を恐れる気持ちはなくなりません。知ってしまえば「差別される側には回りたくない」という意識が生じ、自分では「差別する側を否定」する考えでも、差別する人とされる人という「区別をする知識」を持つことが「無意識に差別意識を持つ」事になってしまいます。
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何か具体的な例を挙げてくれると、わかりやすいのですが。
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原爆の悲劇は逆です。触れなければ、見なければ、忘れれば、無くなるという代物ではありません。核廃絶がされない限りは「常に起こりうる可能性のある恐怖ですし、広島・長崎の悲劇が忘れ去られれば、繰り返される可能性が高まる（のど元過ぎれば熱さを忘れるというたぐい）という種類の物」です。
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そうですね。
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原子爆弾酒のジョークが「悲劇を繰り返す事に繋がるのか？悲劇を思い出させる（抑止）に繋がるのか？」は疑問もありますが、被爆者を差別しているという論理考証はどうなっているのかと思います。
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一般論としては、いえません。がヒロシマ原爆をお酒の名前にする、という感覚は、「日本人への被害で、ざまみろ的感覚で人々にうける」、というのか、「原爆について、きちんと理解していない」、かのどちらかだと思うので、抗議が公になり、議論されれば、後者の人には、プラスの効果があると思います。前者に人へのプレッシャーにもなるでしょう。韓国人の被害者もいる、と言う真実もわかるでしょうし。
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愚考した三段論法をすれば、「あの映像を被爆者が見れば、悪い気分になるだろう」という推測から、差別を助長する物だという流れでしょうが、それは、「あの映像が、日本に対する嫌がらせ」という「日本人のプライドを刺激する」という種類の物という意識が、「被爆者をダシに使って」抗議のために「理論考証を構築しよう」と言う。自分のプライドの防衛のための憤慨だろうとも思います。
簡単に言えば「被爆者への差別」という口実で「自分のプライド（日本人としての誇り）を保護したい」と言うことです。
これって、逆に言えば、被爆者への差別意識を持っていないと成り立たない考え方という部分もあるという気がします。
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こういう人もいるでしょう。
私は、こういう人がいるかもしれないからなどを 一生懸命考える事と、抗議を控える、とはつながりません。
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もちろん、憤慨される被爆者の方も多いでしょうし、その憤慨は「人一倍強い」だろうという想像はできるでしょう。だけど、それも推測です。
中には苦笑いしながらでも、憤慨まではしない被爆者の方もいるでしょうし、「差別」と聞けば、「どこが？」という被爆者の方もいるのだろうと思います。
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ヒロシマ原爆について、ジョークにすることに対する怒りは、被害者だけの専売特許ではありません。自分自身の問題ですし、世界中の人々の問題と思います。
いっしょに歩いていたアボリジニーへの差別は、自分への差別と同じように 腹が立ちますが。
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被爆者の方の「思いを勝手に構築して」誘導し「憤慨するのが正しい」という意見は本当の意味で間違ってはいないのか？と言う部分もあるのだろうと考えています。
あらゆる種類の市民運動には「運動を構築した人の価値観の押しつけ」によって、多数派形成をする。と言う部分があるのでしょう。
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こういう風に色々と考えてあげるのもいいですが、最終的には、だから、どうするのか。が大切ではないでしょうか。
Kさんご自身の経験、こういう風に考えるにいたった経緯や、人を傷つけてしまった失敗談、また、だから、こういうやり方で、差別的な行為に対抗した、又は黙っていた、などの具体的経験を聞かせてください。
そうでないと 単なる人の論への反論のための論に思えてしまいます。
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確か、東京音頭さんは女性差別廃止のためにご尽力されていると記憶していますが、全ての女性がその運動で幸福になれるのか？もしくは大多数の女性が「本当にそれを望んでいるのか？」も考えた上で、行動されているのでしょうか？
ここが、不十分だとすれば、東京音頭さんの行っていることは「東京音頭さんの価値観の押しつけ行為になっている」と言う面もある。と言うことでしょう。
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このことに対しても同様です。こういう風に考える基本というのか、経験というのか、と
お聞かせくださると、もっと お返事もしやすいのですが。
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ご意見には感謝しています。
厳しいことも書いているかもしれませんが、これは、Ｋの自問自答の思考提示という部分が多く、東京音頭さんを批判しているのとは少し違います。
東京音頭さんの意見によって、Ｋの考察も少し、変化し、無い知恵を絞った（遊んでいる脳を活性化した）のだろうと考えています。
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批判などとは、受け取りませんから、大丈夫です。
Kさんの色々な配慮のあるご意見は いいと思いますが、できれば、その考えを使って、こういうことをした、とか、失敗でもいいし、そういう風に考えるにいたって経緯、や経験などを是非きかせてください。
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