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前にも書いたが「韓国の今の態度は、日本の合わせ鏡」という部分も多いのだろうとKは思っている。
自由化、グローバル化という部分において、日本は韓国に生産拠点を移し、工夫というよりも、人件費に依存したコストダウンという手法を使った。
多分であるが、この時期には、韓国の国民は「日本に対して差別の恨みを形成した」のだろうと想像できる。
韓国の人はこの時期に「日本人労働者との比較において、考えられないような低賃金で、こき使われた」のだろうと思う。前にアニメ関係の人に聞いた話だが、セル画(アニメの下絵というような物で、膨大な枚数になる)を書くのに「韓国で、タコ部屋にアニメーターを押し込んで仕上げた」と言うこともあったらしい。
その時の韓国の人たちは「賃金のためにプライドを押さえつけて、耐えた。」のだろうと思う。この時点では、韓国は日本に経済的に利用されながら、忍耐の経済成長を果たしたのだろうと想像される。
その後、韓国は日本並みの人件費に変化して、日本の生産拠点は中国などに移行していく事になるのだが、そこで初めて「韓国は経済的な意味を含めて、本当の独立国家」に成長したという部分があるのだろうと思う。
「朝鮮併合(植民地支配)」とか「靖国参拝」というのは、一種の「理論考証がしやすい選択項目」でしかなく、韓国が本当の意味で日本に対する憎しみを育てたのは、日本の自由化対策での「韓国の低賃金労働者からの詐取による、低賃金競争を行った」という事において発生したのではないだろうか?
この時代、間違いなく、日本の企業は「韓国人労働者へ生産コストのしわ寄せを行って」「日本人労働者と韓国人労働者を差別して」成長しようとしたのだろうと思う。
しかし、この時代には、韓国の人も「黙って、日本人に使われるしかなかった」のだろう。それだけ、日本の経済は先進国だったのだろうと思う。
しかし、日本の生産工場は撤退した。ここで、韓国は日本と経済的に対等の立場を得ることになったのである。生産拠点が撤退したと言うことは労働者としての賃金格差が無くなり、韓国がある程度日本に依存していた雇用の確保という意味での依存関係も解消されたと言うことである。
これは、今までは「主人と使用人」という関係が「双方ともに独立した人格」になったのだと言うことを意味する。今までと同じ調子で「日本が韓国と付き合おう」とするなら、昔主人だった者が使用人と会話をするという態度が「知らず知らずのうちに出てしまうのだろう」と思う。「靖国参拝」における首相の態度などがその表れであり、財界人などには「未だに韓国に対し使用人という意識を捨て切れていない」ような意識の切り替えのできない「頭の固い老人」も多いような気もする。
当然ながら、韓国も態度の硬化はするだろう。日本に対する批判のネタは限りないくらいに存在する。人間というのは「嫌いになった奴の欠点には目ざとい」という部分もあるし、歴史を振り返れば、日本人が朝鮮半島に行ってきた行為は「侵略の歴史」と言っても言い過ぎではないくらいの物である。
全ては小泉氏に象徴される欧米追従の様々な政策と、労働者の賃金コストに依存するような工夫のない低価格競争が、今の日韓関係の悪化の根本であり、日本人の韓国人への差別意識を捨て去ることが出来ない限りは是正されないのではないだろうか?
今の韓国は「日本人の合わせ鏡である」と再度の主張を行っておくが、「嫌韓流」という一つの流れも確実に成長している。
残念ながら、影響力は比較にすらならないくらいに「嫌韓流」の方に部があると言えるだろう。
困ったものである。