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(回答先: Re: ｈｅａｒｔさんへ、御神楽氏の論について、ホンの少々の感想（追加） 投稿者 良心党・愚考 日時 2006 年 4 月 10 日 13:03:53)
ブログへの御神楽氏のコメント、直近のやつだけですが、貼り付けておきます。
ひょっとするともうご覧になったかもしれませんが。
「Heartさんは提唱者ではないようですが、機会があればお伝え下さると嬉しいです。」
とのことですので。私のコメントへのコメントという形で御神楽氏が書き込まれたものです。
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【御神楽氏】
■ひとつめ
現実の問題を例に挙げれば、既に侵略はなされていますよ。
ガス田の問題や、軍艦による明確な領海侵犯、島ではなく岩と指摘する、了解の沖縄近海までの主張、領事館への侵入。
そしてこれらの問題を解決する会話の拒否……これらは国家の主権を侵す行為です。
主権を認めず、これらを意図的に犯す事を他国の国家主権侵害……侵略行為と言いますが、違うのでしょうか。
ただ今の日本は攻撃を受ける可能性が低いのは確かですが…
しかし仮に、一切の武力や同盟が無い場合は、中国は確実に侵略しますよ。
他に考慮するのは国際社会の反発だけですからね。そして国際社会というのは、想像以上に冷淡です。極端に言えば、占領後は日本問題など、国連では議題にすらのらなくなるでしょう。彼らは拒否権を持っていますから。
現実、チベットやベトナムの話題で中国に非難が及べば、即座に拒否権を行使しています。
核に関しては、中国は、確実にそんな事を気にしないと指摘しておきたいです。
現に、国内で多数の被爆者を生みながら、核の地下実験を行っています。
民主化や反核デモが大規模化すれば、農村を夜間に包囲し村民を虐殺。
村一つ丸ごと葬り去って死体も残さないような国家です。
”中国共産党”にとっては、人民の命なんて消耗品以外ではないと思いますよ。
今までに何度も申し上げたように、彼らは冷徹なリアリストであって、他人の善意を一切期待しない国家です。
それが複雑な中華人民共和国を維持して来られた理由であり、首脳部の利益と、中華人民共和国の維持拡大、これが彼等（共産党）のアイデンティティです。
問題視とか善悪判断以前の前提で、それが彼らの哲学です。
私はそれを悪いとも良いとも言いません。
ただ、日本と中国の間では（様々な面で）衝突してしまうのは仕方ないと言っているだけです。
御神楽 (2006-04-14 00:34:24)
■御神楽
アメリカと日本の関係ですが、それは日米に限りません。
簡単に言えば、他国に外圧を掛けるのは外交上当然です。
それが自国にとって友好なら支援するのが、外交ではないかと。
私は日本人はアメリカに対して従順なのではなく、世界中全国に対して、外交的に強い姿勢に出ていない国だと思っています。
そういう意味ではアメリカの奴隷という言い方も間違いでは有りませんが、厳密にはアメリカ、中国、ロシアの奴隷です。
ですが最低限、アメリカは民主国家であって、国民が代表を選んでいる国家です。
そして日米関係は、まがりなりにもギブ・アンド・テイクの関係にあります。
日本は資本・資金を売り渡し、アメリカは軍事基地と極東におけるアドバンテージを得る。
中国はテイクを用意しません。ギブのみです。
日本が他国を侵略する可能性は限りなく低いですよ。たとえ憲法を改正しても。
日本がその気になれば、経済的に一国二国を転覆させる事が可能です。
それが通用しないのは中国やアメリカなどの大国か、経済的先進国です。
北朝鮮だって、潰す気になれば速攻で潰せる経済力があるのが、日本です。
リスクの高い軍事的アクションを自ら起す事による意味（利益）は皆無です。
もっと現実的に見て下さい。日本に実利はありますか？ そもそも、国民の支持を得られますか？
無理です。だから、軍事行動を起す事はまず有りえません。
アメリカからの要請による参戦も、現在の形式上の域を出ないでしょう。
アメリカが必要としているのは援軍ではなく、他国が参戦したという名目（国際的支持）です。
何故なら軍事的には、現在のアメリカは無敵であり、戦闘において他国に頼る必要性は全く無いからです。大きな問題は国際的・国内的反発と戦費負担ですから、参戦を要請はしません。
つまり、アメリカにとっては、自衛隊が戦闘に参加するより、資金援助と名目参加が得られる方が得です。
現状のイラクへの派兵状態以上を望んでも、日米両者にとって利益になりません。
従ってアメリカが参戦を要請する事もありませんし、日本が自ら参加する事も起こりえません。
ふたつめ (2006-04-14 00:35:01)
■みっつめ
私もアメリカは大っ嫌いです。傲慢で帝国主義的に感じますよ。
ですけど、アメリカはそれでも、占領したイラクで選挙を実施しました。
現状の日本は一国で立ち行ける位置に居ないのです。日本がヨーロッパの中の一国であったなら、周囲が安全である為、気にする事なく、一国で道を決める事が出来たでしょう。
しかし、現在の日本は地理的（政治的）条件が非常に微妙な位置にあります。
一国でやるなら軍拡しかないし、軍拡をしないなら、米露中三ヶ国で、いずれにつくかを決めるしかありません。
ういでまでに言及しますが、バランスを取れる位置だからこそ中立をやる、というのは不可能ですよ。
過去に成功した例はありませんから。
イラクで支持されているというのは、イスラム圏での新聞の世論調査です。
新聞社が調査を実施し、日本の自衛隊を支持するか聞いたもので、記憶はあやふやですが確か６０％前後が自衛隊支持だったと記憶しています。
残りが不支持と、どちらでもない、でした。新聞社はアルジャジーラだったと思うのですが……違ったかもしれません。
少なくとも日本国内の記事やニュースではありませんから、大本営発表ではないですし、アメリカに不快感を表したイスラム圏での調査ですから、信頼性は高い方かと思います。
基地用地の買収に際しても、他国のように一方的に買収しなかった為に反発を買っていません。
自衛隊の人も、現地の方と一緒に汗を流して日没まで働きますが、それが好感を読んで、現地の人が積極的に工事に強力してくれています。
むしろ自衛隊の方法を、他国が真似ているくらいで、多国籍軍の中では最も評判が良いですよ。
こういった場合に、次いで評判が良いのはイタリア等の国です。彼らは陽気でフレンドリーですから。
そもそも第二次大戦で日米は一戦交えていて、西アジア人は元々親日的です。
ただし、支援内容はもう少し雇用が出るように改善して欲しいという要求が出ています。
また、発電所の建設依頼は情報源というより、正式に暫定政府から要望が出て、既に日本は現地で計測作業に入っています。
だから自衛隊の活動を絶賛はしませんが、卑下する事もありません。
御神楽 (2006-04-14 00:37:22)
■御神楽
逆に反日デモ等に関しては、日本人記者がお金を渡して頼んだ等、そういった暴露がなされています。
本当に大本営発表なのはどこか、自分でちゃんと調べた方が良いと思いますよ。
マスコミに関してはむしろ逆に、小泉の功績を発表すべきだと思いますが……
もちろん私は小泉総理の政策に反対ですが、褒めるべき点は褒めるべきです。
逆に民主党が駄目駄目過ぎるんです。前原さんが出てきて対案路線を打ち出し、期待もしましたが、結果はメールの自爆です。
民主党の褒められるべき点が無ければ、褒めてもらえる訳がありません。
自民党を持ち上げているのではなく、民主党も自民党も持ち上げていないだけだと思いますよ。
私に言わせれば、民主党はとんでもないマニフェストを公開していましたから、とてもではありませんが支持出来ません。気になるなら公式HPで確認してみて下さい。
そういった意味においても、民主党が叩かれても何ら反感を感じませんし、叩かれるだけの政策的欠点も多すぎると思います。
そもそも、マスコミが民主を叩いたのも理由があります。労組脱却の他、広告料の削減その他……あまり詳しく書きませんが、つまり民主党がマスコミに嫌われたのが現実です。
日本のマスコミに嫌われれば叩かれるのは当然で、日本のマスコミなんてそんなものです。むしろ、民主党がマスコミに叩かれている理由をもっと詳しく調べた方が良いと思いますよ。
私は自民党も支持しませんし、民主党も支持しません。国民新党辺りが最低限、信条が近いといった程度です。
ですが確実に、日本のマスコミは殆どあてになりませんよ。
外国の新聞やニュースを見るとそれが良く解ります。
よっつめ (2006-04-14 00:38:29)
■いつつめ、〆
総論ですが……米国と中国を並べた場合、米国が”まだマシ”です。
私はアメリカが嫌いですが、中国はもっと嫌いです。
中国は独裁国家なので共産党は大嫌いですが、中国人そのものはあまり嫌いじゃないです。
ただ現実に発生してる問題が、日本に対してどういった影響を及ぼすかという話です。
そもそも私は以下の点をもっと確実に聞いておきたいです。
日本は世界中と仲良くしてるし、世界中で友好関係を築いている日本がですよ。
何故、中国、韓国、北朝鮮とばかり意見が対立するのか。その理由は何だと思います？
追記。
私は理想としては、アメリカへの依存を脱却すべきだと思っています。
ただ、現実的に難しい状態になるので、どこで妥協すべきか考えるべきではないかな、と…
御神楽 (2006-04-14 00:39:53)
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【heart】
■御神楽さんへ
考えが違いすぎるようです。
イラクで選挙をしたといっても、アメリカに都合のいい政権を作っただけでしょ？
アメリカの政府は評価できません。
もちろん個々のアメリカ人と、アメリカ政府はまた別です。
また、アメリカのメディアの方がまだ日本のメディアよりはマシなのではないでしょうか。
9.11が自作自演ではないかということについても、アメリカのCNNは報じましたからね。
また、御神楽さんが小泉をダメだと言いながら前原の、小泉路線の強化版にすぎない「対案」に期待したところを見ると、小泉に対する見方も私とは違うようです。
それでなぜ国民新党支持になるのかよくわかりませんが。
私は中国とアメリカではアメリカの方が嫌いですね。
中国がやっていることはまさに外交でしょう。
アメリカがやっていることは、他国への侵略です。日本国民の総奴隷化も含め。
＞何故、中国、韓国、北朝鮮とばかり意見が対立するのか
えっと、アメリカとは意見は対立していないのですか？
日本政府が対立していないだけでは？
たぶん議論しても平行線だと思います。
しかし、御神楽さんのおかげで、中国にももうちょっと目を向けてみようという気にはなりました。
何はともあれ、ありがとうございました。
heart (2006-04-14 17:20:50)
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【御神楽氏】
■そうですね
こちらも長々と、申し訳ありませんでした。
確かに色々と意見の対立する点はありますが、私はそれほど、考えが違うとは思いません。
現状に対する認識等は違うかもしれませんが、こればかりは情報の違いもありますから。
ただ、右派左派での議論は平行線であっても、世界の流れの中では、何時か意見の合う事もあると思います。
本当は軍事なんて気にしないで済む世の中が良いのですけどね（汗）
そういった世界が何時か来れば良いなと思っている、というだけは理解下さると幸いです。
御神楽 (2006-04-14 19:24:36)
■丸腰国家論に関して
少し追記を。
色々言ってはしまいましたが、理想としては共感を感じる部分はあります。
反論が目立ってしまったので、最後に、意見に沿った提案を私も。
私としては小国よりも、大国の軍事削減を優先した方が良いかな、と感じます。
その為にはアメリカなどの場合なら、市民レベルでの訴えが有効だと思いますし、
中国などなら、まず民主化が必要ではないかと思います。
また、武装を放棄して互いに有益であるという保障体制を構築して、その認識を多くの方が共有するのが最も大切だと思います。
「今は無理でも、相手が武器を捨てると言った時、自分達も武器を捨てる準備と意識をもち、子や友にも伝える」
この認識が世界的に広まっていけば、即座の武装解除は無理でも、対話により少しずつ減らすことは可能ではないかと考えます。
つまり、対話をする準備・土台から作って言った方が、時間は掛かっても確実ではないかと、そう考えた次第です。
そういった小さな面での具体例を追記すれば、説得力は増すのではないでしょうか。
Heartさんは提唱者ではないようですが、機会があればお伝え下さると嬉しいです。
御神楽 (2006-04-14 19:34:20)
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【heart】
■御神楽さん、ありがとうございました
＞武装を放棄して互いに有益であるという保障体制を構築して、その認識を多くの方が共有するのが最も大切
そうですね。そこは大いに共感します。
この認識ができなければ、丸腰国家論にしてもたぶんうまくいかないでしょう。
良心党・愚考さんに、お伝えしておきます。
それから、
http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10011251322.html
の特にコメントの方も時間があれば参考までにまた見てください。
丸腰国家論のミソではないかと思うところも書いてありますから。
良心党・愚考さんの書き込みもあります。
それでは。
最後のところで意見が少し合ったようでよかったです。
heart (2006-04-14 23:03:03)
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