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御神楽の「平和主義者は目を覚ませ!」
> まず総体としえては、全世界の武装解除という理想から、少しでも現実に近付こうとした内容、という事だと言えると思う。ただそれでも、出発地点が限りなく現実から乖離しているが為に、多少現実に歩みよりはしても、全く現実的ではない。
御神楽氏は「現実的でない」という言葉で、丸腰国家論を論破しているつもりかもしれませんが。しかし、人類の歴史を振り返れば分かるように時代は変遷して来ました。これはなにを物語るかといえば、「現実的でない」新たな思想・思潮が現われて、その時代の現実を塗り替えて来たことを物語っているのです。詰り、現実的でないと想った新たな思想・思潮が現実には起こり続けて、人類社会は変遷して来たのです。だから御神楽氏の「現実的でない」と斬り捨てるものには「現実的になる可能性を秘めている」のです。ということで「現実的でない」という一言では論破は愚か批判にもあたらない、ということです。
> まず最初に、武装解除を求める相手を間違っている。というのも、軍事力なる組織……悪く言えば暴力装置であるこの軍事組織(或いは武装組織)は、小国であれば小国であるほど、予算に占めるウェイトを上昇せざるを得ないのだ。何故ならば、隣国の大国が強大な軍事力を保持し、尚且つ友好的でなかった場合、少しでも対抗する為には、軍事的なウェイトを、無理やり上昇させるしかない。
しかし、ここでは現実にありえないことを仰っているようです(多分、御神楽氏自身の論拠に都合のよい地域の想定があるのでしょうが、それは一般的に理解されているものではなさそうです。少なくとも、この一説のような状況が存在することを私は知りません)。メキシコとその旧敵(現在のメキシコはかつての半分の領土となってます。その半分の領土を戦争をし掛けて奪ったのがアメリカです)で在るアメリカの軍事力を見比べればよくわかるでしょう。アメリカの軍事費は日本の八倍以上あるらしいですが、メキシコの軍事費は日本の13分の1程度です(メキシコの現在の国土は日本国の約5倍)。
このような例は他にも少なからずあるでしょう。ですから、巨大な軍事国家に隣接するからといって、それに対抗しようなどという国家はホンの少々に過ぎません。なぜかといえば殆どの国は経済力が伴わないからです。ですから、経済力を無視した軍事想定などいくらしても非現実的です。
後は自説として展開した論を補強するための都合のよい切り貼り論のようですから、そのような中身に立ち入っても仕方がないでしょう(なんとか日本を丸腰国家論に絡めようとして、中国を引っ張り出した様ですが、日本は国連での状況が整うまで、国家として丸腰国家論にコミットしないとしてあるのですから、我田引水の謗りを免れないでしょう)。
最後にもうひとつ、右翼左翼などと言う言葉を嬉々として使い、自分は中道だとして、自分の位置付けに走っているような論説は殆ど読む価値がない、と常日頃から想ってます(論説はその論説で十分に説明着くはずですから、それ以上のものを飾りとする必要はないのです)。